可哀想で可愛いアナタが好き
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はっきりとしない意識の中で啓悟は自分を責めていた。
「俺は最低だ」
と。
私に無理をさせてしまったと思っているのか、こんな性癖でごめん、と思ってのことなのか。
どちらにせよ、必死そうな声で俺は最低だって言っている啓悟もまた“可哀想で可愛い”と思った。
つまりは私たちは似た者同士なのだ。
そんなことを考えながら、私は再度意識を手放した。
ーーーー
「転職先決まったよ!」
帰ってきた啓悟に早々、私は合格を知らせるメッセージを見せながら言った。
先日のことで吹っ切れたのか、気持ちが楽になった途端面接が上手くいくようになった。
「おめでとう!俺としてはもっとゆっくり身体を休めてもいいと思っていたんだけどな」
「何言ってるの。やっぱり私は啓悟と対等……って言うのはおこがましいけど、トップヒーローに恥じない彼女になりたいから!」
「ははは、ほどほどでいいからな」
「えー」
「それで、たまには泣き顔を見せてくれよな?」
「もうっ!」
啓悟は性癖を晒してから遠慮がなくなった。
だけど、だからこそこれから全て晒け出して仲良くやっていける気がした。
ーーFinーー
「俺は最低だ」
と。
私に無理をさせてしまったと思っているのか、こんな性癖でごめん、と思ってのことなのか。
どちらにせよ、必死そうな声で俺は最低だって言っている啓悟もまた“可哀想で可愛い”と思った。
つまりは私たちは似た者同士なのだ。
そんなことを考えながら、私は再度意識を手放した。
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「転職先決まったよ!」
帰ってきた啓悟に早々、私は合格を知らせるメッセージを見せながら言った。
先日のことで吹っ切れたのか、気持ちが楽になった途端面接が上手くいくようになった。
「おめでとう!俺としてはもっとゆっくり身体を休めてもいいと思っていたんだけどな」
「何言ってるの。やっぱり私は啓悟と対等……って言うのはおこがましいけど、トップヒーローに恥じない彼女になりたいから!」
「ははは、ほどほどでいいからな」
「えー」
「それで、たまには泣き顔を見せてくれよな?」
「もうっ!」
啓悟は性癖を晒してから遠慮がなくなった。
だけど、だからこそこれから全て晒け出して仲良くやっていける気がした。
ーーFinーー
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