魔法のおにぎり
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「治さん。おはようございます」
「●●ちゃん、いらっしゃい」
あれから度々おにぎり宮に顔を出すようになり、今ではお互いに名前で呼ぶようになった。
私が食物栄養学科に通う学生だと言う話もした。
「珍しい時間に来たね」
大体大学が休みの日にお店に寄っていたけど、今は平日の午前中。
「今日は調理実習がなくなったので、お昼ご飯におにぎりを買っていこうかと思って」
「嬉しいな。それで今日は何にする?」
「佃煮と明太子で」
「おおきに」
季節物や新商品以外はメニュー表を見なくても頭に入っている。
即答で注文を済ませ、治さんのおにぎりを握る様を眺めた。
相変わらずこの光景が堪らなく好きだ。
「はい、佃煮と明太子」
「わーい、これで午後からの講義も頑張れます」
ルンルンでおにぎりを受け取る。
「ほんま、作り甲斐があるわ。●●ちゃんもいつか作る喜びが分かるとええんやけど」
「じゃあ、今度差し入れ作ったら食べてくれますか?」
どうせ断られるだろうと思って提案したら、
「おう、ええで。楽しみにしとく」
「え、本当に?」
意外にも喜んでくれているようで驚いてしまった。
「なんや冗談やったんか?悲しいな」
「あ、いえ作ります」
引くに引けなくなり、作る約束をしてしまった。
でも、作るからには絶対に美味しいって言ってもらいたい。
そう意気込んでお店を後にした。
ーーーー
いつも眠くなる午後の講義は治さんに食べてもらう料理のアイディアが落ちていないか、一層集中して受けた。
でも、こう言うときに限って公衆衛生だの、一般教養だので料理と離れた内容の講義。
結局ノートの端にはアイディアどころか関係のないおにぎりの落書きしか描けなかった。
帰ってから、もしくは翌日以降の調理実習のときにでもいい案が浮かぶといいけど。
「●●ちゃん、いらっしゃい」
あれから度々おにぎり宮に顔を出すようになり、今ではお互いに名前で呼ぶようになった。
私が食物栄養学科に通う学生だと言う話もした。
「珍しい時間に来たね」
大体大学が休みの日にお店に寄っていたけど、今は平日の午前中。
「今日は調理実習がなくなったので、お昼ご飯におにぎりを買っていこうかと思って」
「嬉しいな。それで今日は何にする?」
「佃煮と明太子で」
「おおきに」
季節物や新商品以外はメニュー表を見なくても頭に入っている。
即答で注文を済ませ、治さんのおにぎりを握る様を眺めた。
相変わらずこの光景が堪らなく好きだ。
「はい、佃煮と明太子」
「わーい、これで午後からの講義も頑張れます」
ルンルンでおにぎりを受け取る。
「ほんま、作り甲斐があるわ。●●ちゃんもいつか作る喜びが分かるとええんやけど」
「じゃあ、今度差し入れ作ったら食べてくれますか?」
どうせ断られるだろうと思って提案したら、
「おう、ええで。楽しみにしとく」
「え、本当に?」
意外にも喜んでくれているようで驚いてしまった。
「なんや冗談やったんか?悲しいな」
「あ、いえ作ります」
引くに引けなくなり、作る約束をしてしまった。
でも、作るからには絶対に美味しいって言ってもらいたい。
そう意気込んでお店を後にした。
ーーーー
いつも眠くなる午後の講義は治さんに食べてもらう料理のアイディアが落ちていないか、一層集中して受けた。
でも、こう言うときに限って公衆衛生だの、一般教養だので料理と離れた内容の講義。
結局ノートの端にはアイディアどころか関係のないおにぎりの落書きしか描けなかった。
帰ってから、もしくは翌日以降の調理実習のときにでもいい案が浮かぶといいけど。