食べたい、食べられたい
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ーーおまけ①ーー
「このクッキーって誰から貰ったの?」
晴れてお付き合いをすることになった私と治君。
だけど、クッキーをくれた子のことが気にならなくなったワケではない。
「部活の1年に理石ってやつがおるんやけど、そいつから貰 た」
あれ、その子って確か……。
「あれれ〜もしかして●●ちゃん、本当 に嫉妬してもうた〜?理石は男やで。心配なら今度部活見に来てもええで。紹介したるわ」
ニヤニヤと顔を覗き込んでくる治君。
その表情は、私の動揺を完全に楽しんでいる。
「……いい!行かない!」
「そない恥ずかしがらんでも。勘違いは誰にでもあることやしな」
あまりにも勝ち誇ったような顔で弄ってくるものだから、少しだけ頭に血が上った。
私は精一杯の意地悪を言い返してやった。
「そうだね!1人で付き合っている気になっていた勘違いさんもいるくらいだしね!」
「ぐはーっ!それは言わんといて!」
治君は胸を押さえて、大袈裟にのけ反った。
どうやら今の反撃は、彼の急所にしっかりヒットしたらしい。
「ふんっ!」
鼻を鳴らしてそっぽを向くけれど、心の中のモヤはすっかり晴れていた。
ただ、性別関係なくあんなに美味しいクッキーを作れる後輩君の実力には、素直に敗北感を感じてしまう。
私も、今度作ってみようかな……。
彼が美味しいと笑ってくれる、とっておきのやつを。
今度は私の番だと言わんばかりに、私はそっと彼の手元にあるクッキーを1つつまんで、口に放り込んだ。
「このクッキーって誰から貰ったの?」
晴れてお付き合いをすることになった私と治君。
だけど、クッキーをくれた子のことが気にならなくなったワケではない。
「部活の1年に理石ってやつがおるんやけど、そいつから
あれ、その子って確か……。
「あれれ〜もしかして●●ちゃん、
ニヤニヤと顔を覗き込んでくる治君。
その表情は、私の動揺を完全に楽しんでいる。
「……いい!行かない!」
「そない恥ずかしがらんでも。勘違いは誰にでもあることやしな」
あまりにも勝ち誇ったような顔で弄ってくるものだから、少しだけ頭に血が上った。
私は精一杯の意地悪を言い返してやった。
「そうだね!1人で付き合っている気になっていた勘違いさんもいるくらいだしね!」
「ぐはーっ!それは言わんといて!」
治君は胸を押さえて、大袈裟にのけ反った。
どうやら今の反撃は、彼の急所にしっかりヒットしたらしい。
「ふんっ!」
鼻を鳴らしてそっぽを向くけれど、心の中のモヤはすっかり晴れていた。
ただ、性別関係なくあんなに美味しいクッキーを作れる後輩君の実力には、素直に敗北感を感じてしまう。
私も、今度作ってみようかな……。
彼が美味しいと笑ってくれる、とっておきのやつを。
今度は私の番だと言わんばかりに、私はそっと彼の手元にあるクッキーを1つつまんで、口に放り込んだ。
