~第一章〜 振り回すのはどっち
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ーーおまけ①(及川side)ーー
対戦校がコートでウォーミングアップをしている間、俺たちはベンチの前で順番待ちをしていた。
相手選手の癖、技量、タイミング、諸々頭には入れてきたけれど、確認のためにじっとコートを見つめる。
その時、横からニヤニヤとした声が飛んできた。
「愛しのお姉さんは来てるのか、及川?」
「もーマッキーからかわないでよ」
少し前に●●ちゃんに再会したことが嬉しくて、チームメイトに話してしまったことが失敗だった。
まっつんもマッキーも、少ししか話していない●●ちゃんのことを、やたら弄ってくる。
「緊張してヘマする及川も見てみたいよな」
まっつんが楽しそうに言う。
「そんなことしたらぶっ飛ばす」
背後から声が聞こえたかと思えば、思いっきり岩ちゃんに背中をドスッと叩かれた。
「なんで?!」
まだヘマしていないのに!酷すぎる!
こんな弄られている姿、絶対に●●ちゃんに見られたくない。
だけど、試合は見に来てほしい。
俺たちを……あわよくば、俺だけを応援してほしい。
そして、俺に惚れてほしい。
観客席を見上げる。
あの黄色い声援を掛けてくれる女の子たちの中に、●●ちゃんはいるのだろうか。
「及川、行くぞ」
岩ちゃんの声に、俺は思考を切り替えた。
「ああ」
だから、俺は今日もいつも通りバレーをする。
最高のセッターとして、チームを勝利に導く。
「それじゃあ今日も信じてるよ、お前ら」
対戦校がコートでウォーミングアップをしている間、俺たちはベンチの前で順番待ちをしていた。
相手選手の癖、技量、タイミング、諸々頭には入れてきたけれど、確認のためにじっとコートを見つめる。
その時、横からニヤニヤとした声が飛んできた。
「愛しのお姉さんは来てるのか、及川?」
「もーマッキーからかわないでよ」
少し前に●●ちゃんに再会したことが嬉しくて、チームメイトに話してしまったことが失敗だった。
まっつんもマッキーも、少ししか話していない●●ちゃんのことを、やたら弄ってくる。
「緊張してヘマする及川も見てみたいよな」
まっつんが楽しそうに言う。
「そんなことしたらぶっ飛ばす」
背後から声が聞こえたかと思えば、思いっきり岩ちゃんに背中をドスッと叩かれた。
「なんで?!」
まだヘマしていないのに!酷すぎる!
こんな弄られている姿、絶対に●●ちゃんに見られたくない。
だけど、試合は見に来てほしい。
俺たちを……あわよくば、俺だけを応援してほしい。
そして、俺に惚れてほしい。
観客席を見上げる。
あの黄色い声援を掛けてくれる女の子たちの中に、●●ちゃんはいるのだろうか。
「及川、行くぞ」
岩ちゃんの声に、俺は思考を切り替えた。
「ああ」
だから、俺は今日もいつも通りバレーをする。
最高のセッターとして、チームを勝利に導く。
「それじゃあ今日も信じてるよ、お前ら」
