~第一章〜 振り回すのはどっち
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すっかりアルコールが抜けた私は、身なりを整え、リビングに戻った。
「なんであんなことしたの?」
ふざけるにしてもやりすぎだ。
感じてイってしまった自分のことは棚に上げて、私は責めるように徹に尋ねた。
徹は床に正座をし、反省しているのかのようにシュンとなっている。
その表情は、私を犯していた時とはまるで正反対だ。
「俺が●●ちゃんのことを本気で好きだって、知ってほしかったから」
その言葉に、一瞬動揺した。
「なんで私なの?美人でもないし、お金持ちでもない。ましてや年上なのに……」
徹の周りには、きっと同年代の可愛い子がいっぱいいるはずだ。
8年ぶりに会ったとはいえ、その整った容姿を見れば、モテることは容易に想像できた。
私なんて、仕事に追われて恋愛から遠ざかっている、ただの冴えないOLなのに。
徹が何を考えているのか分からない。
それなのに、徹は顔を上げると、真っ直ぐな目で私を見た。
「気付いたら好きになっていた。だから理由なんて説明できない」
理由がない?
なのに好きなの?
久しく恋愛をしていない私に、その感情はよく分からなかった。
きっと、これ以上話し合っても無意味な時間を過ごすだけだろう。
だから、私は冷たく結論を出した。
「分かった。今日はもう帰って」
本人も明日は朝から部活があると言っていた。
「気を付けて帰ってね」
私は玄関まで徹を見送った。
「うん……あの!」
徹は振り返って、何かを言いかけた。
「何?」
「あ……いや、何でもない。おやすみなさい」
「おやすみ」
別れ際、徹は何を言いかけたんだろう。
だけど、今日は色んなことがありすぎて疲れたから、もう何も考えたくない。
ドアの施錠をした後、私は1人になった寝室のベッドへと倒れ込んだ。
仄かに徹の匂いが残っている。
お風呂に入るの面倒だな。
でも身体がベタベタだし……。
少しだけ、少しだけ目を瞑るだけだから。
そうしたら直ぐにお風呂に入るから。
今はこのまま……。
私は重たい瞼を閉じた。
「なんであんなことしたの?」
ふざけるにしてもやりすぎだ。
感じてイってしまった自分のことは棚に上げて、私は責めるように徹に尋ねた。
徹は床に正座をし、反省しているのかのようにシュンとなっている。
その表情は、私を犯していた時とはまるで正反対だ。
「俺が●●ちゃんのことを本気で好きだって、知ってほしかったから」
その言葉に、一瞬動揺した。
「なんで私なの?美人でもないし、お金持ちでもない。ましてや年上なのに……」
徹の周りには、きっと同年代の可愛い子がいっぱいいるはずだ。
8年ぶりに会ったとはいえ、その整った容姿を見れば、モテることは容易に想像できた。
私なんて、仕事に追われて恋愛から遠ざかっている、ただの冴えないOLなのに。
徹が何を考えているのか分からない。
それなのに、徹は顔を上げると、真っ直ぐな目で私を見た。
「気付いたら好きになっていた。だから理由なんて説明できない」
理由がない?
なのに好きなの?
久しく恋愛をしていない私に、その感情はよく分からなかった。
きっと、これ以上話し合っても無意味な時間を過ごすだけだろう。
だから、私は冷たく結論を出した。
「分かった。今日はもう帰って」
本人も明日は朝から部活があると言っていた。
「気を付けて帰ってね」
私は玄関まで徹を見送った。
「うん……あの!」
徹は振り返って、何かを言いかけた。
「何?」
「あ……いや、何でもない。おやすみなさい」
「おやすみ」
別れ際、徹は何を言いかけたんだろう。
だけど、今日は色んなことがありすぎて疲れたから、もう何も考えたくない。
ドアの施錠をした後、私は1人になった寝室のベッドへと倒れ込んだ。
仄かに徹の匂いが残っている。
お風呂に入るの面倒だな。
でも身体がベタベタだし……。
少しだけ、少しだけ目を瞑るだけだから。
そうしたら直ぐにお風呂に入るから。
今はこのまま……。
私は重たい瞼を閉じた。
