共犯者
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私はカウンターに置かれたギプス包帯とメモを手に取った。
採寸メモには、健常な右肩から指先まで長さはもちろん、左肩の切断部の詳細な形状、残された筋組織の状態が細かく書き込まれている。
「さあて、始めますか」
自分に気合を入れるように呟き、義手のデザインを始めた。
依頼主の中には、いかにも高圧的で強力兵器むき出しのデザインを好む輩がいる。
だけど、Mr.コンプレスは見たところスタイリッシュなデザインを好みそう。
それに、本人も戦闘に不向きだと言っていた。
そして、事前に聞いた彼の個性『圧縮』を活かすために、圧縮させたビー玉を瞬時に収納できる隠し機構も搭載させることを考えたら……。
「こんなもんでいいかな……」
私はデザイン図を手にし、すぐに作業場へと移動した。
作業場は、金属を切断する機械や、熱するための炉、多様な素材のストックでごった返している。
散らかっているように見えるけれど、私にはどこに何があるか把握している。
この散らかり具合こそが、私の集中力を高める空間だ。
作業台に向き合った私は、採った型に石膏を流して、彼の肩を再現する作業に取り掛かった。
硬化を待ち、石膏を削ったり盛ったりし、装着時のフィット感を高めるための修正を行う。
この接続部のフィット感が、義手の性能の大半を決める。
微細なズレが、彼の動きを鈍らせ、痛みに繋がるためだ。
次に素材選び。
数多の素材の中から、私は特殊な合金を手に取った。
「素材は……これにしよう」
金属だけれど、軽さと丈夫さを両立させる。
その素材に図面を転写させ、機械で切断していく。
出来上がったプレートを、型に入れ、腕の形状へと成形する。
作業場の窓の外で、何度夜が明け、日が暮れただろう。
食事も睡眠も、全ては彼の義手のために捧げられた。
疲労は感じている。
だけど、この義手が完成し、彼がそれを見て喜ぶ様を想像すると、胸の奥から活力が湧いてくる。
完成まで、あと少し。
私は再び、目の前の作業に深く集中した。
採寸メモには、健常な右肩から指先まで長さはもちろん、左肩の切断部の詳細な形状、残された筋組織の状態が細かく書き込まれている。
「さあて、始めますか」
自分に気合を入れるように呟き、義手のデザインを始めた。
依頼主の中には、いかにも高圧的で強力兵器むき出しのデザインを好む輩がいる。
だけど、Mr.コンプレスは見たところスタイリッシュなデザインを好みそう。
それに、本人も戦闘に不向きだと言っていた。
そして、事前に聞いた彼の個性『圧縮』を活かすために、圧縮させたビー玉を瞬時に収納できる隠し機構も搭載させることを考えたら……。
「こんなもんでいいかな……」
私はデザイン図を手にし、すぐに作業場へと移動した。
作業場は、金属を切断する機械や、熱するための炉、多様な素材のストックでごった返している。
散らかっているように見えるけれど、私にはどこに何があるか把握している。
この散らかり具合こそが、私の集中力を高める空間だ。
作業台に向き合った私は、採った型に石膏を流して、彼の肩を再現する作業に取り掛かった。
硬化を待ち、石膏を削ったり盛ったりし、装着時のフィット感を高めるための修正を行う。
この接続部のフィット感が、義手の性能の大半を決める。
微細なズレが、彼の動きを鈍らせ、痛みに繋がるためだ。
次に素材選び。
数多の素材の中から、私は特殊な合金を手に取った。
「素材は……これにしよう」
金属だけれど、軽さと丈夫さを両立させる。
その素材に図面を転写させ、機械で切断していく。
出来上がったプレートを、型に入れ、腕の形状へと成形する。
作業場の窓の外で、何度夜が明け、日が暮れただろう。
食事も睡眠も、全ては彼の義手のために捧げられた。
疲労は感じている。
だけど、この義手が完成し、彼がそれを見て喜ぶ様を想像すると、胸の奥から活力が湧いてくる。
完成まで、あと少し。
私は再び、目の前の作業に深く集中した。
