手のかかる後輩
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ーーおまけ(古森side)ーー
高校に入学して、周りが部活の体験入部をしている中、俺と聖臣は経験者と言うこともあって、男子バレー部に本入部をした。
そこで中学の時に少しだけ会話をした飯綱さんがいた。
あのJOCベストセッター賞に選出された飯綱さん。
一緒に練習ができることが嬉しかった。
一方聖臣と飯綱さんは綺麗好きと言う接点もあり、意外と仲良くやれていると思っていた。
だけど、聖臣の練習中にも関わらず至るところに消毒スプレーを振りかけたり、チームメイトをばい菌扱いする所業はさすがにやりすぎだ、と度々飯綱さんの手を煩わせていた。
そんなある日の部活前。
「先生に呼ばれたから部活に遅れる」
「はいはーい、部長に伝えておくよ」
聖臣が部活に遅れてくるとのことで、外で他の部員とトス練習をすることにした。
そんなとき知らない女子生徒に話しかけられた。
運動着の色的に2年生なのが分かる。
「ねぇねぇ、君?手のかかるって飯綱が言っていた後輩君って」
「え?」
耳を疑った。
俺の記憶では初めましてのはずなのにこの躊躇のない物言いに。
「飯綱さん、俺のことそんな風に言っていたんすか……」
そうは言ったけれど、絶対に俺じゃなくて聖臣と勘違いしている。
ひとまず名前でも聞いておくか。
「ところで先輩は?」
「私?私は◯◯●●。飯綱のクラスメイトだよ」
「●●先輩……」
そう言えば、飯綱さんから彼女の名前を聞いたことがある。
はっきりとは言わなかったけれど、少なからず飯綱さんは彼女に気があると思う。
そんな彼女が俺に話しかけてくるとは。
●●先輩……か。
面白そうだから、このまま勘違いさせたままにしてみるか。
話をしていると、体育館の扉が開いた。
「1年生、2年生と交代だ」
3年生の先輩の呼びかけ。
残念、時間切れか。
だけど、どうやら練習場所が被る日があるらしい。
これからじっくり彼女のことを知っていけばいい。
「じゃあ、また●●先輩」
俺は●●先輩に笑顔で別れの挨拶をした。
色んな意味で楽しい学校生活になりそうだ。
高校に入学して、周りが部活の体験入部をしている中、俺と聖臣は経験者と言うこともあって、男子バレー部に本入部をした。
そこで中学の時に少しだけ会話をした飯綱さんがいた。
あのJOCベストセッター賞に選出された飯綱さん。
一緒に練習ができることが嬉しかった。
一方聖臣と飯綱さんは綺麗好きと言う接点もあり、意外と仲良くやれていると思っていた。
だけど、聖臣の練習中にも関わらず至るところに消毒スプレーを振りかけたり、チームメイトをばい菌扱いする所業はさすがにやりすぎだ、と度々飯綱さんの手を煩わせていた。
そんなある日の部活前。
「先生に呼ばれたから部活に遅れる」
「はいはーい、部長に伝えておくよ」
聖臣が部活に遅れてくるとのことで、外で他の部員とトス練習をすることにした。
そんなとき知らない女子生徒に話しかけられた。
運動着の色的に2年生なのが分かる。
「ねぇねぇ、君?手のかかるって飯綱が言っていた後輩君って」
「え?」
耳を疑った。
俺の記憶では初めましてのはずなのにこの躊躇のない物言いに。
「飯綱さん、俺のことそんな風に言っていたんすか……」
そうは言ったけれど、絶対に俺じゃなくて聖臣と勘違いしている。
ひとまず名前でも聞いておくか。
「ところで先輩は?」
「私?私は◯◯●●。飯綱のクラスメイトだよ」
「●●先輩……」
そう言えば、飯綱さんから彼女の名前を聞いたことがある。
はっきりとは言わなかったけれど、少なからず飯綱さんは彼女に気があると思う。
そんな彼女が俺に話しかけてくるとは。
●●先輩……か。
面白そうだから、このまま勘違いさせたままにしてみるか。
話をしていると、体育館の扉が開いた。
「1年生、2年生と交代だ」
3年生の先輩の呼びかけ。
残念、時間切れか。
だけど、どうやら練習場所が被る日があるらしい。
これからじっくり彼女のことを知っていけばいい。
「じゃあ、また●●先輩」
俺は●●先輩に笑顔で別れの挨拶をした。
色んな意味で楽しい学校生活になりそうだ。
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