私のヒーロー活動
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早速次の休み時間にリストバンドのラフ画を持って爆豪君の元へと向かった。
「爆豪君、見て見て!これどうかな」
「絵心、母ちゃんの腹ん中にでも忘れてきたんか」
「うっ」
否定できない。
機械弄りは好きだけど、昔から絵を描くことが苦手で、設計図も自分以外の人が見たら理解できない、とよく言われてきた。
だから、今回のサポートアイテムは既存のデザインにアイディアを組み込んだ。
だけど、少しだけ個性を出したいと欲張った結果がこれだ。
「実物さえ上手ければ文句言わねぇよ」
「実は裁縫も……ちょっと、ね」
「あ゛?……もうお前、これ以上余計な製作するな」
「…はい」
返事はしたものの、既に大量購入していたカプサイシンをどうしたものか。
そこまで辛いもの得意じゃないし。
「あ、爆豪君って辛い食べ物は好き?」
「答える義理はねぇ」
答えてくれたっていいのに。
困っていると、黄色い髪の毛のクラスメイトの男子が会話に割り込んできた。
「爆豪は辛い物好きだぜ」
「おい、アホ面。余計なこと言うな」
「じゃあ爆豪君、お昼は食堂に行かずに待っててね。また後で!」
クラスメイトから有力な情報をゲットしたことだし、カプサイシン大量消費作戦に移ることにした。
まずは足りない食材の買い出しから。
ーーーー
「ランチラッシュさん!少しだけ調理場を貸してください!」
ランチラッシュさんは無言でサムズアップをしてくれた。
豆腐、挽き肉、ネギ、その他調味料。さて、作りますか。
カプサイシンを入れる度にランチラッシュさんはアワアワしているように見えたけれど、辛い物好きだって言ってたから、きっと大丈夫。
グツグツ…混ぜ混ぜ
最後にとろみを付けてっと、
普段作っている麻婆豆腐とは比べ物にならないくらい赤いが、なんとかお昼の時間までに完成した。
ーーーー
「爆豪君!これ食べて!」
授業が終わったと同時に教室へ入った。
私の持っている真っ赤な麻婆豆腐を見た他のクラスメイトは、食べてもいないのに咳き込んでいた。
「何でガスマスクしてやがる」
「作ってたら目が痛くなったから」
「それを俺様に喰えと」
「辛い物好きだって言ってたし、大丈夫」
私はいっさい味見していないけれど。
机に麻婆豆腐とレンゲの乗ったお盆を置いた。
意外にも爆豪君は礼儀正しく頂きます、と手を合わせ、麻婆豆腐を一口食べた。
「んまい」
「本当?よかったー!」
若干クラスメイトはその赤さに引いているように見えたけれど、本人が美味しいならよかった。
これでカプサイシンも消費できたし、絵心と裁縫の才能の無さも挽回できただろうし、一石二鳥。
「爆豪君、見て見て!これどうかな」
「絵心、母ちゃんの腹ん中にでも忘れてきたんか」
「うっ」
否定できない。
機械弄りは好きだけど、昔から絵を描くことが苦手で、設計図も自分以外の人が見たら理解できない、とよく言われてきた。
だから、今回のサポートアイテムは既存のデザインにアイディアを組み込んだ。
だけど、少しだけ個性を出したいと欲張った結果がこれだ。
「実物さえ上手ければ文句言わねぇよ」
「実は裁縫も……ちょっと、ね」
「あ゛?……もうお前、これ以上余計な製作するな」
「…はい」
返事はしたものの、既に大量購入していたカプサイシンをどうしたものか。
そこまで辛いもの得意じゃないし。
「あ、爆豪君って辛い食べ物は好き?」
「答える義理はねぇ」
答えてくれたっていいのに。
困っていると、黄色い髪の毛のクラスメイトの男子が会話に割り込んできた。
「爆豪は辛い物好きだぜ」
「おい、アホ面。余計なこと言うな」
「じゃあ爆豪君、お昼は食堂に行かずに待っててね。また後で!」
クラスメイトから有力な情報をゲットしたことだし、カプサイシン大量消費作戦に移ることにした。
まずは足りない食材の買い出しから。
ーーーー
「ランチラッシュさん!少しだけ調理場を貸してください!」
ランチラッシュさんは無言でサムズアップをしてくれた。
豆腐、挽き肉、ネギ、その他調味料。さて、作りますか。
カプサイシンを入れる度にランチラッシュさんはアワアワしているように見えたけれど、辛い物好きだって言ってたから、きっと大丈夫。
グツグツ…混ぜ混ぜ
最後にとろみを付けてっと、
普段作っている麻婆豆腐とは比べ物にならないくらい赤いが、なんとかお昼の時間までに完成した。
ーーーー
「爆豪君!これ食べて!」
授業が終わったと同時に教室へ入った。
私の持っている真っ赤な麻婆豆腐を見た他のクラスメイトは、食べてもいないのに咳き込んでいた。
「何でガスマスクしてやがる」
「作ってたら目が痛くなったから」
「それを俺様に喰えと」
「辛い物好きだって言ってたし、大丈夫」
私はいっさい味見していないけれど。
机に麻婆豆腐とレンゲの乗ったお盆を置いた。
意外にも爆豪君は礼儀正しく頂きます、と手を合わせ、麻婆豆腐を一口食べた。
「んまい」
「本当?よかったー!」
若干クラスメイトはその赤さに引いているように見えたけれど、本人が美味しいならよかった。
これでカプサイシンも消費できたし、絵心と裁縫の才能の無さも挽回できただろうし、一石二鳥。