私のヒーロー活動
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試作品3号の段階で次の合同授業、つまりは調整日が来てしまった。
「おい、クソサポ。あれからなんで来なかった」
「修正が上手くいかなくて、アハハ」
試作品1号を試運転してから1度も爆豪君に会っていない。
気まずさを隠すために愛想笑いをした。
「言っておくが、俺はこの間のこと謝らねぇから」
この間と言うのは私の義手をからかったことだ。
「お前だって、ペアが決まって俺だと分かったとたん、嫌な顔しただろ。お互い様だからな」
爆豪君に言われてハッとしてしまった。
昔から義手を、人を見た目で判断してほしくなかった。
それと同じ事を私は爆豪君にしてしまったのだ。
確かに口も態度も悪いし、変なあだ名は付けてくるが、個性分析のための汗の採集やサポートアイテムの試運転には協力してくれた。
なんなら、ヒーロー科はサポート科がサポートアイテムを作るのを待ってさえいればいいと思っていたが、蓋を開けて見ればそんなことなかった。
「取り敢えず、今できてる試作品よこせ」
爆豪君は淡々と手榴弾型の籠手を装着し、試運転を始めた。
汗を貯めて冷却、解凍、爆発……しない。
ダメだ、また上手くいかなかった。
「分解して確認してみるね」
そう言い、近付いたとたん。
BOooooOM!!
時間差で爆発が起きた。
咄嗟に顔を庇った私の右腕は吹き飛び、金属の欠片が散らばった。
「クソサポ!」
「やったよ!爆豪君!思ったより時差があったけど、爆発した!これをベースにもう少し差をなくしたいところ……融点の見直しから……」
「いや、お前、腕……」
「え?」
成功の兆しが見えたことが嬉しくて、義手が吹き飛んでいることに気が付かなかった。
「痛くないのかよ」
「痛いもなにも義手だから。それにしても、派手にやっちゃったなー」
私は中途半端に生身の腕に付いている義手のパーツを取り外した。
「爆豪君のサポートアイテムの修正より、自分の義手をなんとかしないと」
散らばった義手の破片を拾い集めた。
まだ使える部品があればいいけど。
「腕の修理、片手で出来るのかよ」
「昔使ってた義手を仮で付けて作業するから、大丈夫だよ」
「そうかよ」
もしかして、心配してくれた?
それとも進行の遅れで授業の単位が取れないかもしれないことの懸念?
どちらにせよ、この日はこれ以上作業ができなかったので、早々に解散となった。
「おい、クソサポ。あれからなんで来なかった」
「修正が上手くいかなくて、アハハ」
試作品1号を試運転してから1度も爆豪君に会っていない。
気まずさを隠すために愛想笑いをした。
「言っておくが、俺はこの間のこと謝らねぇから」
この間と言うのは私の義手をからかったことだ。
「お前だって、ペアが決まって俺だと分かったとたん、嫌な顔しただろ。お互い様だからな」
爆豪君に言われてハッとしてしまった。
昔から義手を、人を見た目で判断してほしくなかった。
それと同じ事を私は爆豪君にしてしまったのだ。
確かに口も態度も悪いし、変なあだ名は付けてくるが、個性分析のための汗の採集やサポートアイテムの試運転には協力してくれた。
なんなら、ヒーロー科はサポート科がサポートアイテムを作るのを待ってさえいればいいと思っていたが、蓋を開けて見ればそんなことなかった。
「取り敢えず、今できてる試作品よこせ」
爆豪君は淡々と手榴弾型の籠手を装着し、試運転を始めた。
汗を貯めて冷却、解凍、爆発……しない。
ダメだ、また上手くいかなかった。
「分解して確認してみるね」
そう言い、近付いたとたん。
BOooooOM!!
時間差で爆発が起きた。
咄嗟に顔を庇った私の右腕は吹き飛び、金属の欠片が散らばった。
「クソサポ!」
「やったよ!爆豪君!思ったより時差があったけど、爆発した!これをベースにもう少し差をなくしたいところ……融点の見直しから……」
「いや、お前、腕……」
「え?」
成功の兆しが見えたことが嬉しくて、義手が吹き飛んでいることに気が付かなかった。
「痛くないのかよ」
「痛いもなにも義手だから。それにしても、派手にやっちゃったなー」
私は中途半端に生身の腕に付いている義手のパーツを取り外した。
「爆豪君のサポートアイテムの修正より、自分の義手をなんとかしないと」
散らばった義手の破片を拾い集めた。
まだ使える部品があればいいけど。
「腕の修理、片手で出来るのかよ」
「昔使ってた義手を仮で付けて作業するから、大丈夫だよ」
「そうかよ」
もしかして、心配してくれた?
それとも進行の遅れで授業の単位が取れないかもしれないことの懸念?
どちらにせよ、この日はこれ以上作業ができなかったので、早々に解散となった。