辛くて甘い
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すっかり息を整えた爆豪君が、腕を枕にして私の顔をじっと覗き込んできた。
「身体、大丈夫かよ」
「……」
大丈夫かと問われれば、正直大丈夫ではない。
下半身はヒリヒリと痛むし、全身から力が抜けて指1本動かすのも億劫だ。
だけど、普段の特訓に比べれば平気である。
重い瞼を動かして、私は彼に恨み言をひとつ零す。
「……ファーストキスが、麻婆豆腐の味だったなんて」
「あ゛あ?文句言うんじゃねェよ!だったらなんだ、レモンとかの方がよかったのか?」
「んー……チョコミントの方がよかったかな」
「ったく……。分かった、次は用意しとく」
「え……」
さらりと告げられた言葉に、心臓が跳ねた。
次がある。
それはつまり、この関係が一度きりではないということ。
そもそも、私と爆豪君の関係って、何なんだろう。
確かに、彼に抱かれるのは驚くほど気持ちが良くて、当初の目的だったはずのストレス発散にはなった。
だけど、都合のいいだけの関係は嫌だ。
モブと呼び、私のことを突き放していたアナタにとって、私は今、どんな存在なの?
聞きたいことは山ほどあるのに、心地よい疲労感と彼の体温が、容赦なく私を深い眠りへと誘う。
答えは出ないまま、私の視界は暗くなった。
ーーFinーー
「身体、大丈夫かよ」
「……」
大丈夫かと問われれば、正直大丈夫ではない。
下半身はヒリヒリと痛むし、全身から力が抜けて指1本動かすのも億劫だ。
だけど、普段の特訓に比べれば平気である。
重い瞼を動かして、私は彼に恨み言をひとつ零す。
「……ファーストキスが、麻婆豆腐の味だったなんて」
「あ゛あ?文句言うんじゃねェよ!だったらなんだ、レモンとかの方がよかったのか?」
「んー……チョコミントの方がよかったかな」
「ったく……。分かった、次は用意しとく」
「え……」
さらりと告げられた言葉に、心臓が跳ねた。
次がある。
それはつまり、この関係が一度きりではないということ。
そもそも、私と爆豪君の関係って、何なんだろう。
確かに、彼に抱かれるのは驚くほど気持ちが良くて、当初の目的だったはずのストレス発散にはなった。
だけど、都合のいいだけの関係は嫌だ。
モブと呼び、私のことを突き放していたアナタにとって、私は今、どんな存在なの?
聞きたいことは山ほどあるのに、心地よい疲労感と彼の体温が、容赦なく私を深い眠りへと誘う。
答えは出ないまま、私の視界は暗くなった。
ーーFinーー
