主役を喰らうヒロイン
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入学からほどなくして、寧人に呼び止められた。
「●●、ちょっと付き合って」
寧人の言う付き合って、と言うのは男女の恋愛的なお付き合いのことではない。
「今回はどうしたの?」
「A組に気に入らないやつがいたから」
こうして、何かとストレスのキャパシティが超えそうになると、私の個性をコピーしてストレス発散させる。
「どこでやるの?」
「こっち」
寧人の後を付いて行くと、そこは雄英が保有する訓練場。
「こんなところがあるんだー!」
普通科の私には無縁な施設。
「ここなら存分に発揮できるね」
今までは誰もいない公園で力をセーブしながら使っていたから。
「そんなことより早く手を出せよ」
「はいはい」
寧人は左手で私の手を取った。
寧人の個性『コピー』は触れた相手の個性を5分間だけコピーすると言うもの。
だからその間は常に手を握っている必要はないけれど、5分置きに触れ直さないといけないのは煩わしいしシラケさせる、そんな理由でずっと握るようになった。
これは寧人が提案したこと。
渋々な態度を装っているけれど、好きな人に触れられるから、内心嬉しかったりする。
寧人は空いている右手で私の個性『歪み』を発動させた。
ドッカーン!! ドゴーン!! バーン!!
次々と生み出された歪みによって、室内のあちらこちらが切り裂けた。
今日は一段と荒れているな。
私は黙って見届けた。
しばらくすると、
「ふぅ〜」
気が済んだのか、ようやく私の手を離した寧人。
「もういいの?」
「ああ。やっぱり●●の個性で破壊行為するとスッキリするぜ。また頼むよ」
切り裂いた後を見ると、昔よりも深い傷。威力が増していることが分かる。
雄英に入学してまだ日が浅いのに、しっかり成果が出ているじゃん。
ちなみに、私はこんなふうに個性を使いこなせない。
出来ても精々数センチの歪みを一瞬だけ出せる程度。
だから、寧人はA組に腹を立てなくても、自信を持てばいいのに。
「●●、ちょっと付き合って」
寧人の言う付き合って、と言うのは男女の恋愛的なお付き合いのことではない。
「今回はどうしたの?」
「A組に気に入らないやつがいたから」
こうして、何かとストレスのキャパシティが超えそうになると、私の個性をコピーしてストレス発散させる。
「どこでやるの?」
「こっち」
寧人の後を付いて行くと、そこは雄英が保有する訓練場。
「こんなところがあるんだー!」
普通科の私には無縁な施設。
「ここなら存分に発揮できるね」
今までは誰もいない公園で力をセーブしながら使っていたから。
「そんなことより早く手を出せよ」
「はいはい」
寧人は左手で私の手を取った。
寧人の個性『コピー』は触れた相手の個性を5分間だけコピーすると言うもの。
だからその間は常に手を握っている必要はないけれど、5分置きに触れ直さないといけないのは煩わしいしシラケさせる、そんな理由でずっと握るようになった。
これは寧人が提案したこと。
渋々な態度を装っているけれど、好きな人に触れられるから、内心嬉しかったりする。
寧人は空いている右手で私の個性『歪み』を発動させた。
ドッカーン!! ドゴーン!! バーン!!
次々と生み出された歪みによって、室内のあちらこちらが切り裂けた。
今日は一段と荒れているな。
私は黙って見届けた。
しばらくすると、
「ふぅ〜」
気が済んだのか、ようやく私の手を離した寧人。
「もういいの?」
「ああ。やっぱり●●の個性で破壊行為するとスッキリするぜ。また頼むよ」
切り裂いた後を見ると、昔よりも深い傷。威力が増していることが分かる。
雄英に入学してまだ日が浅いのに、しっかり成果が出ているじゃん。
ちなみに、私はこんなふうに個性を使いこなせない。
出来ても精々数センチの歪みを一瞬だけ出せる程度。
だから、寧人はA組に腹を立てなくても、自信を持てばいいのに。