意地っ張りちゃんと見栄っ張り君
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春の柔らかな日差しが部屋に差し込む午後。
“報告したいことがある”
と物間君から短いメッセージが送られてきた。
きっと高校の合否のことだろう。
短い文からではどちらか分からないけれど、物間君のことだから合格しているに違いない。
だから、お祝いの品を用意することにした。
待ち合わせ場所に設定した公園へ向かう途中にあるケーキ屋さん。
そこで小さなショートケーキを2つ購入した。
縁起でもないかもしれないけれど、もし落ちていても励ましのプレゼントとして渡せばいい。
会計を済ませ、急いで待ち合わせ場所へと向かう。
それでも、決してケーキの入った箱は揺らさないよう慎重に。
公園に着くと、自信に満ち溢れた表情の物間君が既に待っていた。
「ごめんね、遅くなっちゃった」
息を整えながら謝った。
「いや、こっちこそ急に呼び出してごめんね」
「それで、報告したいことって何?」
聞いてはみたものの、おそらく良い知らせなんだろう。
だって、さっきから話したくて仕方がないって顔をしているから。
すると、物間君は1枚の招待状のような物を見せてきた。
「これ見て」
開くと、トップヒーローであるオールマイトが投映された。
そして、
“合格おめでとう!晴れてよりキミも春から雄英生だ。キミと会えることを楽しみに待っているよ。雄英 がキミのヒーローアカデミアだ!”
激励の言葉を述べると、映像はフッと消えた。
「凄いよ物間君!物間君なら絶対に受かると思ってた!」
「ま、当然の結果かな」
褒めると、物間君は得意げに髪の毛を掻き上げた。
雨上がりの稲穂みたいな金色の髪。
まるで王子様みたい。
「そうだ、これ。合格祝いに用意したの」
私は持っていた紙袋から、小さな箱を取り出して差し出す。
物間君が不思議そうに受け取ると、中には2つのショートケーキ。
「改めておめでとう、物間君。一緒に食べよう?」
驚いたように目を丸くする物間君だったけど、すぐに嬉しそうな笑みを浮かべた。
「ありがとう!」
ああ、眩しい笑顔。
その笑顔と持ち前の格好良さで、きっと高校でも彼は人気者で注目の的になるんだろうな。
……そしていつかは私の知らないところで、素敵な女の子に告白されて、付き合って……。
嫌だな……。
「ねえ、物間君」
「ん?何、●●ちゃん」
物間君はケーキを頬張りながら返事をした。
「高校に上がっても、私と友達でいてくれる?」
本当は私が物間君の彼女になりたかった。
だけど、そんなことを言える勇気なんかなくて、今はこれが精一杯のアピール。
物間君は大きな瞳を細めてニヤリと笑った。
それから、私の望んでいた言葉を言ってくれた。
「そんなの当たり前じゃないか」
物間君は気付いていないと思うけど、アナタの言う当たり前が、私にとっては特別なことなんだよ。
“報告したいことがある”
と物間君から短いメッセージが送られてきた。
きっと高校の合否のことだろう。
短い文からではどちらか分からないけれど、物間君のことだから合格しているに違いない。
だから、お祝いの品を用意することにした。
待ち合わせ場所に設定した公園へ向かう途中にあるケーキ屋さん。
そこで小さなショートケーキを2つ購入した。
縁起でもないかもしれないけれど、もし落ちていても励ましのプレゼントとして渡せばいい。
会計を済ませ、急いで待ち合わせ場所へと向かう。
それでも、決してケーキの入った箱は揺らさないよう慎重に。
公園に着くと、自信に満ち溢れた表情の物間君が既に待っていた。
「ごめんね、遅くなっちゃった」
息を整えながら謝った。
「いや、こっちこそ急に呼び出してごめんね」
「それで、報告したいことって何?」
聞いてはみたものの、おそらく良い知らせなんだろう。
だって、さっきから話したくて仕方がないって顔をしているから。
すると、物間君は1枚の招待状のような物を見せてきた。
「これ見て」
開くと、トップヒーローであるオールマイトが投映された。
そして、
“合格おめでとう!晴れてよりキミも春から雄英生だ。キミと会えることを楽しみに待っているよ。
激励の言葉を述べると、映像はフッと消えた。
「凄いよ物間君!物間君なら絶対に受かると思ってた!」
「ま、当然の結果かな」
褒めると、物間君は得意げに髪の毛を掻き上げた。
雨上がりの稲穂みたいな金色の髪。
まるで王子様みたい。
「そうだ、これ。合格祝いに用意したの」
私は持っていた紙袋から、小さな箱を取り出して差し出す。
物間君が不思議そうに受け取ると、中には2つのショートケーキ。
「改めておめでとう、物間君。一緒に食べよう?」
驚いたように目を丸くする物間君だったけど、すぐに嬉しそうな笑みを浮かべた。
「ありがとう!」
ああ、眩しい笑顔。
その笑顔と持ち前の格好良さで、きっと高校でも彼は人気者で注目の的になるんだろうな。
……そしていつかは私の知らないところで、素敵な女の子に告白されて、付き合って……。
嫌だな……。
「ねえ、物間君」
「ん?何、●●ちゃん」
物間君はケーキを頬張りながら返事をした。
「高校に上がっても、私と友達でいてくれる?」
本当は私が物間君の彼女になりたかった。
だけど、そんなことを言える勇気なんかなくて、今はこれが精一杯のアピール。
物間君は大きな瞳を細めてニヤリと笑った。
それから、私の望んでいた言葉を言ってくれた。
「そんなの当たり前じゃないか」
物間君は気付いていないと思うけど、アナタの言う当たり前が、私にとっては特別なことなんだよ。
