結局どんなアナタも好き
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あの後、黒尾君たちは脅威の追い上げを見せて3位に滑り込んだ。
転んでいなければ確実に1位を獲れたはず。
勝ちにこだわっていた黒尾君。
だからこそ、きっとペアの子を責め立てるんだろうな。
あの子、泣きそうな顔をしている。
そう思っていたのに、黒尾君は意外にもペコペコと謝っていた。
ちゃんと謝れる人で良かった。
一安心していると、
「なあ、●●ちゃん。黒尾ばっかり見ていないで、1位を獲った喜びを一緒に噛み締めようぜ!」
「あ、うん。そうだね」
横から不貞腐れた声のやっくんが話しかけてきた。
いけない、いけない。
すっかり黒尾君のペアの子へ感情移入してしまった。
余計な考えを振り払っていると、
「それとも、●●ちゃんって黒尾のことが好きだったりする?だって背の高いやつが好みなんだろ?」
「え……っ?」
予想もしなかったことを言われた。
私が黒尾君のことが好き?
背の高い人が好み?
そんなことを言った覚えがない。
どこでそんな勘違いが生まれたのか。
確かに背の高い人は魅力的ではあるけれど、そうじゃない人が駄目だとは1ミリも思っていない。
結局は好きになった人がタイプなのだ。
現にやっくんがそのタイプ。
誤解されないように訂正しないと。
「そんなことないよ!だって私の好きな人は……!」
そこまで言いかけて思い留まった。
こんなよく分からないタイミングで告白は良くない。
「好きな人は……?」
「な、内緒!そう言うやっくんだって、ショートヘアの子が好きなんでしょ?」
そうだ。
髪の長い私はやっくんのタイプではない。
「私ってショートヘア似合わないから……アハハ」
力なく笑うと、
「●●ちゃんの魅力は髪型でどうこう変わるもんじゃない」
「えっ……」
つまりはショートヘアじゃなくてもチャンスがあるってこと?
私、勘違いしちゃうよ?
「やっくんの好きな子って……」
「俺も内緒!あ、もうすぐで対抗リレー始まる。応援してくれよな!」
そう言ってやっくんは選手待機所へと走っていった。
そんなの同じクラスだからとか、頼まれたからとか関係なく応援するよ!
だって、私はどんなアナタでも好きだから!
ーーFinーー
転んでいなければ確実に1位を獲れたはず。
勝ちにこだわっていた黒尾君。
だからこそ、きっとペアの子を責め立てるんだろうな。
あの子、泣きそうな顔をしている。
そう思っていたのに、黒尾君は意外にもペコペコと謝っていた。
ちゃんと謝れる人で良かった。
一安心していると、
「なあ、●●ちゃん。黒尾ばっかり見ていないで、1位を獲った喜びを一緒に噛み締めようぜ!」
「あ、うん。そうだね」
横から不貞腐れた声のやっくんが話しかけてきた。
いけない、いけない。
すっかり黒尾君のペアの子へ感情移入してしまった。
余計な考えを振り払っていると、
「それとも、●●ちゃんって黒尾のことが好きだったりする?だって背の高いやつが好みなんだろ?」
「え……っ?」
予想もしなかったことを言われた。
私が黒尾君のことが好き?
背の高い人が好み?
そんなことを言った覚えがない。
どこでそんな勘違いが生まれたのか。
確かに背の高い人は魅力的ではあるけれど、そうじゃない人が駄目だとは1ミリも思っていない。
結局は好きになった人がタイプなのだ。
現にやっくんがそのタイプ。
誤解されないように訂正しないと。
「そんなことないよ!だって私の好きな人は……!」
そこまで言いかけて思い留まった。
こんなよく分からないタイミングで告白は良くない。
「好きな人は……?」
「な、内緒!そう言うやっくんだって、ショートヘアの子が好きなんでしょ?」
そうだ。
髪の長い私はやっくんのタイプではない。
「私ってショートヘア似合わないから……アハハ」
力なく笑うと、
「●●ちゃんの魅力は髪型でどうこう変わるもんじゃない」
「えっ……」
つまりはショートヘアじゃなくてもチャンスがあるってこと?
私、勘違いしちゃうよ?
「やっくんの好きな子って……」
「俺も内緒!あ、もうすぐで対抗リレー始まる。応援してくれよな!」
そう言ってやっくんは選手待機所へと走っていった。
そんなの同じクラスだからとか、頼まれたからとか関係なく応援するよ!
だって、私はどんなアナタでも好きだから!
ーーFinーー
