結局どんなアナタも好き
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2年生の玉入れ競技が終わったら、次は私が出る男女混合二人三脚の番。
緊張で心臓が痛くなってきた。
たかが体育祭なのに。
そんな私を察してか、
「楽しんで走ろうぜ!」
やっくんは笑顔で勇気付けてくれた。
ああ、やっぱり私はこの人が好きだな。
「お、前の競技終わったな。行くぞ」
「うん!」
体育委員の指示により、行進して走る位置へと着いた。
隣には練習同様黒尾君ペアがいる。
「今度は転ぶなよ〜。張り合いがないから。まっ、転ばなくても1位は俺らだけど」
私個人に対しての嫌味ではないのは分かるけれど、黒尾君の棘のある言葉に胸が痛んだ。
今日は絶対に転ばないし。
「いーやっ、1位は俺らだから!なっ●●ちゃん!」
「そ、そうだよ!」
「そうかい。まあ、結果は数分後には出るけどな」
そして、私たちの走る番がやってきた。
大きく深呼吸をして、スタートの発砲音を待つ。
……。
…………。
「位置について、よーい…………」
パアアァァンッ
「いっちに、いっちに!」
前回よりも良い出だし。
スピードだって出ている。
足がもつれる気配もない。
予行練習で1位だった黒尾君ペアと並ぶくらいには良い調子。
「いっちに、いっちに!」
あと少し、あと少しで黒尾君ペアを越せる。
そんなとき、ズサーッと転んだ。
私たちではなく、黒尾君とペアの女の子の方が。
きっと越されると思って焦った黒尾君のスピードが上がって、息が合わなくなったんだ。
練習で転んだ身としては痛いほど気持ちが分かる。
だけど、これは勝負事。
手を差し伸べたり、スピードを緩める気は毛頭ない。
「いっちに、いっちに!」
地面に這いつくばっている彼らを横目に、私たちはゴールテープを潜り1位を獲った。
緊張で心臓が痛くなってきた。
たかが体育祭なのに。
そんな私を察してか、
「楽しんで走ろうぜ!」
やっくんは笑顔で勇気付けてくれた。
ああ、やっぱり私はこの人が好きだな。
「お、前の競技終わったな。行くぞ」
「うん!」
体育委員の指示により、行進して走る位置へと着いた。
隣には練習同様黒尾君ペアがいる。
「今度は転ぶなよ〜。張り合いがないから。まっ、転ばなくても1位は俺らだけど」
私個人に対しての嫌味ではないのは分かるけれど、黒尾君の棘のある言葉に胸が痛んだ。
今日は絶対に転ばないし。
「いーやっ、1位は俺らだから!なっ●●ちゃん!」
「そ、そうだよ!」
「そうかい。まあ、結果は数分後には出るけどな」
そして、私たちの走る番がやってきた。
大きく深呼吸をして、スタートの発砲音を待つ。
……。
…………。
「位置について、よーい…………」
パアアァァンッ
「いっちに、いっちに!」
前回よりも良い出だし。
スピードだって出ている。
足がもつれる気配もない。
予行練習で1位だった黒尾君ペアと並ぶくらいには良い調子。
「いっちに、いっちに!」
あと少し、あと少しで黒尾君ペアを越せる。
そんなとき、ズサーッと転んだ。
私たちではなく、黒尾君とペアの女の子の方が。
きっと越されると思って焦った黒尾君のスピードが上がって、息が合わなくなったんだ。
練習で転んだ身としては痛いほど気持ちが分かる。
だけど、これは勝負事。
手を差し伸べたり、スピードを緩める気は毛頭ない。
「いっちに、いっちに!」
地面に這いつくばっている彼らを横目に、私たちはゴールテープを潜り1位を獲った。
