告白する相手を間違えました
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
結局最後まで見てしまった。
ミズキちゃんは矢巾君のことをチャラいと言っていたけれど、やっぱりあの部活の練習風景を見ると、一概にそうだとも言えないと思った。
さてと、私も帰ろうかな。
「あ、ちょ……すみません」
しかし、主将さんのファンたちが出入り口を塞いでいて出られない。
仕方がない、落ち着くまで待つか。
そうこうしている間に、体育館の片付けと掃除が終わった。
体育館を出る頃にはすっかり辺りは暗くなっていた。
そんなとき、
「●●ちゃん、部活見に来てくれていたんだね」
「矢巾君……」
更衣室から出てきた矢巾君と鉢合わせしてしまった。
こっそり見て、こっそり帰りたかったのに。
だけど、捕まったからには感想を言わないと。
「部活お疲れ様。初めてちゃんとバレー見たけど、矢巾君って上手なんだね」
「ありがとう」
「あれだけ上手なら矢巾君はスタメンだよね」
お世辞ではなく、本当にそう思ったから言った。
だけど矢巾君からは思っていたこととは違う返事が返ってきた。
「俺がスタメンになれるのは3年生にならないと無理かも」
そう言った矢巾君は悲しそうな表情をした。
そのときは分からなかったけれと、どうやら主将さんと矢巾君はポジションが同じらしい。
しかも主将さんはベストセッター賞を取るほどの実力の持ち主。
主将さんが引退しない限り、矢巾君にチャンスはない。
私、余計なことを言っちゃったな。
すると、
「はい!この話は終わり!」
私がシュンとしたのを察してか、矢巾君はパチンと手を叩いて話題を切り替えた。
「ところで、今度こそ連絡先交換してくれないかな?」
そう言えばそうだった。
あのときは告白する相手を間違えて動揺していたし、矢巾君のことはよく知らなかったし、京谷君にも強く出るしで、正直連絡先を交換したくなかった。
だけど今は?
「うん!交換しよう!」
何故だか前向きになれた。
ミズキちゃんは矢巾君のことをチャラいと言っていたけれど、やっぱりあの部活の練習風景を見ると、一概にそうだとも言えないと思った。
さてと、私も帰ろうかな。
「あ、ちょ……すみません」
しかし、主将さんのファンたちが出入り口を塞いでいて出られない。
仕方がない、落ち着くまで待つか。
そうこうしている間に、体育館の片付けと掃除が終わった。
体育館を出る頃にはすっかり辺りは暗くなっていた。
そんなとき、
「●●ちゃん、部活見に来てくれていたんだね」
「矢巾君……」
更衣室から出てきた矢巾君と鉢合わせしてしまった。
こっそり見て、こっそり帰りたかったのに。
だけど、捕まったからには感想を言わないと。
「部活お疲れ様。初めてちゃんとバレー見たけど、矢巾君って上手なんだね」
「ありがとう」
「あれだけ上手なら矢巾君はスタメンだよね」
お世辞ではなく、本当にそう思ったから言った。
だけど矢巾君からは思っていたこととは違う返事が返ってきた。
「俺がスタメンになれるのは3年生にならないと無理かも」
そう言った矢巾君は悲しそうな表情をした。
そのときは分からなかったけれと、どうやら主将さんと矢巾君はポジションが同じらしい。
しかも主将さんはベストセッター賞を取るほどの実力の持ち主。
主将さんが引退しない限り、矢巾君にチャンスはない。
私、余計なことを言っちゃったな。
すると、
「はい!この話は終わり!」
私がシュンとしたのを察してか、矢巾君はパチンと手を叩いて話題を切り替えた。
「ところで、今度こそ連絡先交換してくれないかな?」
そう言えばそうだった。
あのときは告白する相手を間違えて動揺していたし、矢巾君のことはよく知らなかったし、京谷君にも強く出るしで、正直連絡先を交換したくなかった。
だけど今は?
「うん!交換しよう!」
何故だか前向きになれた。