我慢vs我慢
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
目が覚めたとき何もなかったかのように部屋着を着ていた私。
賢二郎が着せてくれたんだ。
だけど、当の本人が見当たらない。
起き上がりキッチンや脱衣所を覗いたけれど、賢二郎の姿はなかった。
どこに行っちゃったんだろう。
待っている間、もう一度賢二郎のベッドに倒れ込んだ。
「スーッ」
賢二郎の匂いだ…。
しばらくすると、玄関の扉が開く音がした。
「おかえり」
「目覚めたか」
コンビニでも行っていたのか、賢二郎は持っていたビニール袋をローテーブルに置いた。
「何買ったの?」
袋の中を覗くと、プリンやケーキ、アイスなどのスイーツが入っていた。
「これ」
「その……無理させたお詫び」
「ふふふ、気にしなくていいのに……あれ?」
スイーツをビニール袋から出していると、袋底に四角い箱が入っていた。
チョコレートも買ったのかな?
しかし、それはチョコレートなどと甘い物ではなかった。
「ねえ、これって」
「避妊具」
「見たら分かるわよ」
「●●が持ってきたのだけだと足りなさそうだったから」
クールに見えてどんな性欲をしているんだ。
呆れた。
そうだ、落ち着いている今なら誤解を解けるかも。
そうしなければ、また怖い思いをするかもしれない。
「ねえ、賢二郎」
「なんだ」
「あのとき“他の男のことを思い出した”のかって、賢二郎は他の男の人と比較されたと思ったみたいだけど……」
「うん」
「あれ、自分でシてるときとは一度もあんなことになったことないって意味だったの」
自分で言っていて恥ずかしくなる。
だけど、これで誤解が解けるなら安いものだ。
「え、じゃあ俺……勘違いを?」
「そうだよ」
「なんだよ、早く言えよ」
「言おうとしたよ!」
本当に勝手なんだから。
「ついでに私の方も聞きたいことがあるんだけど………なんで下手くそなフリをしたの?手とか震えていたし」
一番初め、私の肌に触れた賢二郎の手は震えていた。
あんなの演技できない。
だからてっきり経験がないと思ったのに。
「あー武者震い的な?興奮?」
「え?」
「そりゃそうなるだろ。こっちは3ヶ月も手を出さずに我慢していたんだから」
賢二郎も我慢していたの?
私に魅力がなかったからじゃなくて。
「よかったー!」
私はおもむろに賢二郎に抱きついた。
「ちょっ、なんだよ急に」
「なんとなく。安心しちゃって」
「そんなに元気なら続き、しても大丈夫そうだな」
そう言って、舌をペロリと出し、妖艶に笑う賢二郎。
「えっ……一旦デザートタイム挟まない?せっかく買ってきてくれたんだし」
「待たない。もう遠慮しない」
「ひえっ」
精神的には安心できたけれど、体力の心配が増えました。
ーーFinーー
賢二郎が着せてくれたんだ。
だけど、当の本人が見当たらない。
起き上がりキッチンや脱衣所を覗いたけれど、賢二郎の姿はなかった。
どこに行っちゃったんだろう。
待っている間、もう一度賢二郎のベッドに倒れ込んだ。
「スーッ」
賢二郎の匂いだ…。
しばらくすると、玄関の扉が開く音がした。
「おかえり」
「目覚めたか」
コンビニでも行っていたのか、賢二郎は持っていたビニール袋をローテーブルに置いた。
「何買ったの?」
袋の中を覗くと、プリンやケーキ、アイスなどのスイーツが入っていた。
「これ」
「その……無理させたお詫び」
「ふふふ、気にしなくていいのに……あれ?」
スイーツをビニール袋から出していると、袋底に四角い箱が入っていた。
チョコレートも買ったのかな?
しかし、それはチョコレートなどと甘い物ではなかった。
「ねえ、これって」
「避妊具」
「見たら分かるわよ」
「●●が持ってきたのだけだと足りなさそうだったから」
クールに見えてどんな性欲をしているんだ。
呆れた。
そうだ、落ち着いている今なら誤解を解けるかも。
そうしなければ、また怖い思いをするかもしれない。
「ねえ、賢二郎」
「なんだ」
「あのとき“他の男のことを思い出した”のかって、賢二郎は他の男の人と比較されたと思ったみたいだけど……」
「うん」
「あれ、自分でシてるときとは一度もあんなことになったことないって意味だったの」
自分で言っていて恥ずかしくなる。
だけど、これで誤解が解けるなら安いものだ。
「え、じゃあ俺……勘違いを?」
「そうだよ」
「なんだよ、早く言えよ」
「言おうとしたよ!」
本当に勝手なんだから。
「ついでに私の方も聞きたいことがあるんだけど………なんで下手くそなフリをしたの?手とか震えていたし」
一番初め、私の肌に触れた賢二郎の手は震えていた。
あんなの演技できない。
だからてっきり経験がないと思ったのに。
「あー武者震い的な?興奮?」
「え?」
「そりゃそうなるだろ。こっちは3ヶ月も手を出さずに我慢していたんだから」
賢二郎も我慢していたの?
私に魅力がなかったからじゃなくて。
「よかったー!」
私はおもむろに賢二郎に抱きついた。
「ちょっ、なんだよ急に」
「なんとなく。安心しちゃって」
「そんなに元気なら続き、しても大丈夫そうだな」
そう言って、舌をペロリと出し、妖艶に笑う賢二郎。
「えっ……一旦デザートタイム挟まない?せっかく買ってきてくれたんだし」
「待たない。もう遠慮しない」
「ひえっ」
精神的には安心できたけれど、体力の心配が増えました。
ーーFinーー
4/4ページ