変わるモノ、変わらないモノ
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雄英体育祭の翌日。
昨日の熱気や歓声が嘘のように、私はまた平凡な日常へと引き戻されていた。
教室の外は春らしく陽射しが差し込み、遠くで誰かの笑い声が響いている。
昼休み、購買でパンを買ってきた私は、友達のナツミと並んで廊下を歩いていた。
彼女はパンの袋を揺らしながら、いたずらっぽく笑みを浮かべて話しかけてきた。
「ねー、●●。昨日、雄英の体育祭見に行ってたって言ってたよね。彼氏、やっぱ格好良かった?」
その言葉にちょっと顔が熱くなって、私はつい視線を床に落とす。
「うん……凄かったよ」
午後の部の最終種目であるトーナメント。
鋭児郎は似た個性の対戦相手と接戦を繰り広げ、なんとか勝ち残った。
2回戦目は惜しくも負けてしまったけれど、真剣なまなざしや力いっぱい立ち向かう姿は本当に眩しかった。
そう答えると、ナツミは目を輝かせてすぐ突っ込んできた。
「いいなあ!雄英のヒーロー科彼氏だなんて、自慢できるじゃん!」
からかい混じりにはしゃぐ声。
間髪入れずに続きを話し出す。
「で、そのあと写真とか撮った?ラブラブなんでしょ?」
「そ、そんなんじゃないし。写真も撮ってないよ。でも……友達に紹介はしてくれた……かな」
あと、久しぶりに芦戸さんにも会えた。
照れながら言うと、
「やっぱヒーロー科って格好良い男子多かった?」
と、興味津々な様子。
「みんな本当に格好良かったよ。でも、やっぱり私にとっては鋭児郎が一番」
「はいはい、ノロケご馳走さま!」
緩んだ声でそう答えると、ナツミはおどけたように肩を軽く押してきた。
教室へと続く廊下、窓の外は明るくて穏やか。
その光に包まれながら、私はなんとなく、自分の胸の中にまだ言葉にならない気持ちがあることに気付く。
中学生の時も高校生の今も、私はずっと鋭児郎が格好良いと思っている。
それは確かな本心だ。
だけど、あの体育祭を見て益々不安と寂しさを覚える自分もいた。
昨日の熱気や歓声が嘘のように、私はまた平凡な日常へと引き戻されていた。
教室の外は春らしく陽射しが差し込み、遠くで誰かの笑い声が響いている。
昼休み、購買でパンを買ってきた私は、友達のナツミと並んで廊下を歩いていた。
彼女はパンの袋を揺らしながら、いたずらっぽく笑みを浮かべて話しかけてきた。
「ねー、●●。昨日、雄英の体育祭見に行ってたって言ってたよね。彼氏、やっぱ格好良かった?」
その言葉にちょっと顔が熱くなって、私はつい視線を床に落とす。
「うん……凄かったよ」
午後の部の最終種目であるトーナメント。
鋭児郎は似た個性の対戦相手と接戦を繰り広げ、なんとか勝ち残った。
2回戦目は惜しくも負けてしまったけれど、真剣なまなざしや力いっぱい立ち向かう姿は本当に眩しかった。
そう答えると、ナツミは目を輝かせてすぐ突っ込んできた。
「いいなあ!雄英のヒーロー科彼氏だなんて、自慢できるじゃん!」
からかい混じりにはしゃぐ声。
間髪入れずに続きを話し出す。
「で、そのあと写真とか撮った?ラブラブなんでしょ?」
「そ、そんなんじゃないし。写真も撮ってないよ。でも……友達に紹介はしてくれた……かな」
あと、久しぶりに芦戸さんにも会えた。
照れながら言うと、
「やっぱヒーロー科って格好良い男子多かった?」
と、興味津々な様子。
「みんな本当に格好良かったよ。でも、やっぱり私にとっては鋭児郎が一番」
「はいはい、ノロケご馳走さま!」
緩んだ声でそう答えると、ナツミはおどけたように肩を軽く押してきた。
教室へと続く廊下、窓の外は明るくて穏やか。
その光に包まれながら、私はなんとなく、自分の胸の中にまだ言葉にならない気持ちがあることに気付く。
中学生の時も高校生の今も、私はずっと鋭児郎が格好良いと思っている。
それは確かな本心だ。
だけど、あの体育祭を見て益々不安と寂しさを覚える自分もいた。
