見つめ合い
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翌日、休み時間に職員室へと向かった。
扉の前で深呼吸をする。
スーッ ハーッ……よしっ!
ノックをしてから職員室へ入った。
「失礼します」
まばらになった席から相澤先生を探す。
あ、いたいた。
「相澤先生、1-Dの◯◯です。5分でいいのでお時間頂けませんか」
「どうした」
相澤先生はパソコンに向いていた体をこちらに向けた。
「練習の成果を見てもらいたくて」
「……ああ、あれか。いいぞ」
「よろしくお願いします」
ここではなんだから、と私たちは職員室を出て廊下へと出た。
「場所はここでもいいだろう」
「はい」
普段の練習だって、お昼時間で食堂に行く生徒が多いとは言え、数名の生徒がいる教室の中でしている。
それと比べたら人は通れど通過するだけの生徒なんて痛くも痒くもない。
「始めます」
自分に気合いをいれて、いざ相澤先生の目を見る。
そして、会話を……会話……会話?
落ち着け、私。
テンパった時は視線を隈に移して、そしてまた目を見て……。
ほら、幸いなことに相澤先生にも隈がある。
どうしよう、心が全く落ち着かない。
心操君には感じない圧力、恐怖、焦燥。
それらが全てのしかかってくる感じ。
「あのっ……そのっ……」
おかしい。こんなはずじゃなかったのに。
私の口からは言葉にならない声しか出なかった。
結局会話どころかまともに目も見れずに5分が経ってしまった。
「俺も暇じゃないんだ。もっと練習してから来いよ」
「すみません……」
心操君との練習では目を見て会話できるようになったのに。
なんで相澤先生が相手になると会話どころか目すら見れなくなるの?
なんで……なんで……どうして……。
このことを心操君に伝えたらなんて思うだろうか。
幻滅、呆れ、失望。嫌だな。
「それじゃあ、俺は行くから」
相澤先生はブツブツと文句を漏らしながら職員室へと戻ってしまった。
扉の前で深呼吸をする。
スーッ ハーッ……よしっ!
ノックをしてから職員室へ入った。
「失礼します」
まばらになった席から相澤先生を探す。
あ、いたいた。
「相澤先生、1-Dの◯◯です。5分でいいのでお時間頂けませんか」
「どうした」
相澤先生はパソコンに向いていた体をこちらに向けた。
「練習の成果を見てもらいたくて」
「……ああ、あれか。いいぞ」
「よろしくお願いします」
ここではなんだから、と私たちは職員室を出て廊下へと出た。
「場所はここでもいいだろう」
「はい」
普段の練習だって、お昼時間で食堂に行く生徒が多いとは言え、数名の生徒がいる教室の中でしている。
それと比べたら人は通れど通過するだけの生徒なんて痛くも痒くもない。
「始めます」
自分に気合いをいれて、いざ相澤先生の目を見る。
そして、会話を……会話……会話?
落ち着け、私。
テンパった時は視線を隈に移して、そしてまた目を見て……。
ほら、幸いなことに相澤先生にも隈がある。
どうしよう、心が全く落ち着かない。
心操君には感じない圧力、恐怖、焦燥。
それらが全てのしかかってくる感じ。
「あのっ……そのっ……」
おかしい。こんなはずじゃなかったのに。
私の口からは言葉にならない声しか出なかった。
結局会話どころかまともに目も見れずに5分が経ってしまった。
「俺も暇じゃないんだ。もっと練習してから来いよ」
「すみません……」
心操君との練習では目を見て会話できるようになったのに。
なんで相澤先生が相手になると会話どころか目すら見れなくなるの?
なんで……なんで……どうして……。
このことを心操君に伝えたらなんて思うだろうか。
幻滅、呆れ、失望。嫌だな。
「それじゃあ、俺は行くから」
相澤先生はブツブツと文句を漏らしながら職員室へと戻ってしまった。