ひと冬の恋
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雪が落ち着いた後、無事に下山してサナと金田一君と合流できた。
だけど、さすがに体が冷えすぎたため、この日はすぐに旅館へ帰ることに。
その日の晩、昨日と同様お風呂上がりにラウンジに集まる約束をした。
ーーーー
風呂上がり、濡れた髪にドライヤーの熱をあてていると、
「●●、私もう髪乾かし終わったけど」
サナは自分の髪を触りながら聞いてきた。
「私はもう少しかかるから、先にラウンジに行っててー」
「おっけー、分かった!」
サナはパタパタと足音を立てながら脱衣所から出ていった。
……。
…………。
ゆっくりしすぎてしまった。
遅ればせながらラウンジへと行くと、国見君と金田一君は既に集まっていた。
国見君はスマホをイジっているけれど、金田一君とサナは何やら楽しそうに話をしている。
「ウケるんだけど!」
「サナさん笑いすぎだって!」
金田一君、いつの間にサナのことを名前で呼ぶようになったんだろう。
今私が行ったらお邪魔じゃないか。
輪に入るタイミングをうかかがっていると、サナが気が付いてくれた。
「あ、●●遅いよー!」
「ごめん、ごめん」
無事に合流できた私は4人でまた雑談を始めた。
そしていつしか話題はサナとはぐれた時のことに。
「サナとはぐれたときはどうしようかと焦ったよー!」
あのときの血の気が引く感覚はしばらく忘れないだろう。
その話に国見君がからかうように突っ込んできた。
「俺が駆けつけたときにはビービー泣いていたもんな、●●」
「な、泣いていないし!」
ほんのちょこっとしか。
「どうだかな」
「本当だし!そう言う国見君こそ……!」
「俺は至って冷静だ」
そんな言い合いを見ていたサナと金田一君は顔を見合わせてニヤニヤしたかと思えば、盛大に腹を抱えて笑ってきた。
「あはははっ!」
「お前ら……っっ……ははっ!!」
こっちは国見君に対して怒っているのに、何がそんなに面白いのだろうか。
ムッとしていると、同じことを思った国見君が2人に尋ねた。
「何がおかしいんだよ」
こう言う時ばかり、いいぞもっと問い詰めろ、と気が合う。
ひとしきり笑いあった2人は目に浮かぶ涙を拭いながらようやく話し始めた。
「いや、だって、お前らいつの間にか仲良くなってるからさ」
「そうそう、びっくりしちゃった」
「喧嘩するほどなんとやらってやつ?」
「本当だよ〜」
確かにサナとはぐれた後、国見君が駆けつけてくれたことによって仲は深まった。
と言うか、嫌われていたのが普通レベルになった程度。
でも、それはサナと金田一君にも同じことが言える。
私が来るまで2人は仲良く喋っていたし。
だから、私は言い返してやった。
「そっちこそ、付き合っているって勘違いされても仕方がないくらいには仲良く見えたよ」
それなのに、
「そうだって言ったら2人きりにしてくれる?」
「国見も察してくれよ〜?」
サナと金田一君はニヤニヤしながら反撃してきた。
冗談で言ったのに、本当なの?
サナと金田一君を交互に見たけれど、その表情からは真偽が分からない。
次に国見君の顔を見れば、もの凄く嫌そうにしていた。
そうかと思えば彼は私の肩を抱きながら、
「じゃあ、お邪魔な俺たちは退散するよ」
威嚇するように言った。
「え、は……?……ちょっ……国見君?!」
半ば強制的に立たされた私はラウンジを出ることになり、そのまま客室へと繋がるエレベーターへと向かった。
だけど、さすがに体が冷えすぎたため、この日はすぐに旅館へ帰ることに。
その日の晩、昨日と同様お風呂上がりにラウンジに集まる約束をした。
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風呂上がり、濡れた髪にドライヤーの熱をあてていると、
「●●、私もう髪乾かし終わったけど」
サナは自分の髪を触りながら聞いてきた。
「私はもう少しかかるから、先にラウンジに行っててー」
「おっけー、分かった!」
サナはパタパタと足音を立てながら脱衣所から出ていった。
……。
…………。
ゆっくりしすぎてしまった。
遅ればせながらラウンジへと行くと、国見君と金田一君は既に集まっていた。
国見君はスマホをイジっているけれど、金田一君とサナは何やら楽しそうに話をしている。
「ウケるんだけど!」
「サナさん笑いすぎだって!」
金田一君、いつの間にサナのことを名前で呼ぶようになったんだろう。
今私が行ったらお邪魔じゃないか。
輪に入るタイミングをうかかがっていると、サナが気が付いてくれた。
「あ、●●遅いよー!」
「ごめん、ごめん」
無事に合流できた私は4人でまた雑談を始めた。
そしていつしか話題はサナとはぐれた時のことに。
「サナとはぐれたときはどうしようかと焦ったよー!」
あのときの血の気が引く感覚はしばらく忘れないだろう。
その話に国見君がからかうように突っ込んできた。
「俺が駆けつけたときにはビービー泣いていたもんな、●●」
「な、泣いていないし!」
ほんのちょこっとしか。
「どうだかな」
「本当だし!そう言う国見君こそ……!」
「俺は至って冷静だ」
そんな言い合いを見ていたサナと金田一君は顔を見合わせてニヤニヤしたかと思えば、盛大に腹を抱えて笑ってきた。
「あはははっ!」
「お前ら……っっ……ははっ!!」
こっちは国見君に対して怒っているのに、何がそんなに面白いのだろうか。
ムッとしていると、同じことを思った国見君が2人に尋ねた。
「何がおかしいんだよ」
こう言う時ばかり、いいぞもっと問い詰めろ、と気が合う。
ひとしきり笑いあった2人は目に浮かぶ涙を拭いながらようやく話し始めた。
「いや、だって、お前らいつの間にか仲良くなってるからさ」
「そうそう、びっくりしちゃった」
「喧嘩するほどなんとやらってやつ?」
「本当だよ〜」
確かにサナとはぐれた後、国見君が駆けつけてくれたことによって仲は深まった。
と言うか、嫌われていたのが普通レベルになった程度。
でも、それはサナと金田一君にも同じことが言える。
私が来るまで2人は仲良く喋っていたし。
だから、私は言い返してやった。
「そっちこそ、付き合っているって勘違いされても仕方がないくらいには仲良く見えたよ」
それなのに、
「そうだって言ったら2人きりにしてくれる?」
「国見も察してくれよ〜?」
サナと金田一君はニヤニヤしながら反撃してきた。
冗談で言ったのに、本当なの?
サナと金田一君を交互に見たけれど、その表情からは真偽が分からない。
次に国見君の顔を見れば、もの凄く嫌そうにしていた。
そうかと思えば彼は私の肩を抱きながら、
「じゃあ、お邪魔な俺たちは退散するよ」
威嚇するように言った。
「え、は……?……ちょっ……国見君?!」
半ば強制的に立たされた私はラウンジを出ることになり、そのまま客室へと繋がるエレベーターへと向かった。
