ひと冬の恋
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計画を立ててから1カ月後、冬休みに入った。
私とサナ、付き添い役のお母さんたちと大きな荷物を抱えて新幹線へと乗り込む。
「楽しみだねー!」
「緊張して昨晩は全然寝れなかったよ」
新幹線を乗り継ぎ、途中でレンタカーを借りてお世話になる旅館へと向かう。
到着した旅館はスキー場に近い場所を選んだため、周辺は自然に囲まれていて、空気が美味しかった。
建物に入ると、仄かに木の匂いが香る。
キョロキョロと内装を見ていると、
「置いていく荷物をまとめてー!」
サナのおばさんが声を掛けてきた。
チェックインの時間はまだ早いけれど、ひとまず先に荷物を預けるために立ち寄っただけだった。
私たちは言われるがまま、預ける荷物と身につける荷物に分けた。
身軽になった私たちは旅館の外で待っていると、手続きをしてくれたお母さんとおばさんがやってきた。
「じゃあ、お母さんたちは観光に行くけど、2人ともケガに気を付けなさいよ。何かあったらすぐに連絡すること」
「はーい」
サナはこの日のためにスマホを買ってもらったようだ。
少しだけ羨ましかった。
だけど、そんなことよりもメインはスノーボード。
羨んでいる場合ではない。
私とサナはお母さんたちと別れてから、旅館から出ているスキー場行きのバスへ乗り込んだ。
早く滑りたい、そんな逸る気持ちとは裏腹に、バスはゆっくりと進む。
仕方がなく窓から見える景色を楽しんでいると、徐々に雪景色に変わってきた。
「見てサナ!雪だよ!」
「本当だね」
ここまで積もることはなくとも、地元にも雪は降る。
それなのに、場所が違うだけでテンションが上がった。
ほどなくしてバスは目的地へと到着した。
バスを降りて早々、冷たい空気を思いっきり吸い込む。
「スーッ」
雪を噛み締めていると、情緒なくサナが急かしてきた。
「ぼーっとしていないで、道具レンタルしに行くよー!」
「あ、待ってよー!」
私は雪を踏み締めながらサナを追いかけた。
ーーーー
無事にウェアと道具一式をレンタルした後、着替えを済ませた私たちはゲレンデへと出た。
白い雪と青い空。
それを背景に並ぶ、雪山の斜面が見える。
だけど、ゲレンデに出たはいいけれど初心者の私たちがいきなり滑れるはずもなく、事前に申し込んでいたスクールに参加した。
「大切なのは基本姿勢です。基本の姿勢は────」
「次に止まり方ですが────」
「それから、ケガをしないために必ず身に着けて欲しい転び方ですが────」
「最後に滑り方は────」
優しいインストラクターさんの指導を1時間半受け、なんとか滑れるくらいには上達した。
ある程度滑れるようになれば、次にすることと言えば、
「リフト乗ろう!」
サナは一目散にリフトへと向かった。
「待ってよー!」
それを追いかける私。
今日は置いていかれてばかりだ。
私とサナ、付き添い役のお母さんたちと大きな荷物を抱えて新幹線へと乗り込む。
「楽しみだねー!」
「緊張して昨晩は全然寝れなかったよ」
新幹線を乗り継ぎ、途中でレンタカーを借りてお世話になる旅館へと向かう。
到着した旅館はスキー場に近い場所を選んだため、周辺は自然に囲まれていて、空気が美味しかった。
建物に入ると、仄かに木の匂いが香る。
キョロキョロと内装を見ていると、
「置いていく荷物をまとめてー!」
サナのおばさんが声を掛けてきた。
チェックインの時間はまだ早いけれど、ひとまず先に荷物を預けるために立ち寄っただけだった。
私たちは言われるがまま、預ける荷物と身につける荷物に分けた。
身軽になった私たちは旅館の外で待っていると、手続きをしてくれたお母さんとおばさんがやってきた。
「じゃあ、お母さんたちは観光に行くけど、2人ともケガに気を付けなさいよ。何かあったらすぐに連絡すること」
「はーい」
サナはこの日のためにスマホを買ってもらったようだ。
少しだけ羨ましかった。
だけど、そんなことよりもメインはスノーボード。
羨んでいる場合ではない。
私とサナはお母さんたちと別れてから、旅館から出ているスキー場行きのバスへ乗り込んだ。
早く滑りたい、そんな逸る気持ちとは裏腹に、バスはゆっくりと進む。
仕方がなく窓から見える景色を楽しんでいると、徐々に雪景色に変わってきた。
「見てサナ!雪だよ!」
「本当だね」
ここまで積もることはなくとも、地元にも雪は降る。
それなのに、場所が違うだけでテンションが上がった。
ほどなくしてバスは目的地へと到着した。
バスを降りて早々、冷たい空気を思いっきり吸い込む。
「スーッ」
雪を噛み締めていると、情緒なくサナが急かしてきた。
「ぼーっとしていないで、道具レンタルしに行くよー!」
「あ、待ってよー!」
私は雪を踏み締めながらサナを追いかけた。
ーーーー
無事にウェアと道具一式をレンタルした後、着替えを済ませた私たちはゲレンデへと出た。
白い雪と青い空。
それを背景に並ぶ、雪山の斜面が見える。
だけど、ゲレンデに出たはいいけれど初心者の私たちがいきなり滑れるはずもなく、事前に申し込んでいたスクールに参加した。
「大切なのは基本姿勢です。基本の姿勢は────」
「次に止まり方ですが────」
「それから、ケガをしないために必ず身に着けて欲しい転び方ですが────」
「最後に滑り方は────」
優しいインストラクターさんの指導を1時間半受け、なんとか滑れるくらいには上達した。
ある程度滑れるようになれば、次にすることと言えば、
「リフト乗ろう!」
サナは一目散にリフトへと向かった。
「待ってよー!」
それを追いかける私。
今日は置いていかれてばかりだ。
