〜第一章〜 偽りの性別
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ーーおまけーー
「待って、俺ってもしかして昔、初めて●●ちゃんと会ったときにチンチン見せちゃった?!」
唐突に思い至ったらしいミリオが、バッと私を振り返った。
その顔は驚愕に満ちているけれど、隠すべき場所は相変わらずボロ布1枚だ。
「……うん」
私が半眼で答えると、ミリオはあからさまにガックリと肩を落とした。
「そっか……」
かと思えば、すぐにパッと顔を上げる。
「でも、遅かれ早かれ見せることになるから、別にいっか!」
「え、それってどう言う意味?」
「そのままの意味だよ?」
裏表のない、あまりにも真っ直ぐで曇りなき眼で私を見つめる。
その言葉の破壊力に、私の方が顔を赤くして視線を泳がせてしまう。
「……そ、それよりミリオ。自覚ないみたいだけど、今も相当際どい格好だよ」
ボロボロの布を腰に巻いただけの全裸と言っても過言ではない格好。
「あー……。確かに、ちょっと心もとないね!」
豪快に笑うミリオに、私は命懸けで死守したあのショップバッグをそっと手を差し出した
「……そうだ。これ、使って」
「おっ!ありがとう!」
中には、私がミリオに似合うと選んだあのシャツ。
下着もパンツも欠けてはいるけれど、今のほぼ全裸状態に比べれば100倍はマシなはずだ。
ミリオは手早くそのシャツに腕を通した。
……うん、やっぱり思ったとおり、似合う。
泥だらけの避難所の隅で、私が選んだ服を着たミリオは、どんなモデルよりも格好良く見えた。
「今度はこの服を着て、ちゃんと●●ちゃんとデートしたいな!」
「!!」
数時間前、この服を誰のために着るのかと、見えない誰かに嫉妬していた自分を思い出す。
まさか、その「誰か」が自分になるなんて。
「……うん。楽しみにしてる」
「最高のデートにしようね!」
「ミリオ、ありがとう……」
「よく分からないけど、どういたしまして!」
そう言って、彼は再び太陽のような笑顔を見せた。
「待って、俺ってもしかして昔、初めて●●ちゃんと会ったときにチンチン見せちゃった?!」
唐突に思い至ったらしいミリオが、バッと私を振り返った。
その顔は驚愕に満ちているけれど、隠すべき場所は相変わらずボロ布1枚だ。
「……うん」
私が半眼で答えると、ミリオはあからさまにガックリと肩を落とした。
「そっか……」
かと思えば、すぐにパッと顔を上げる。
「でも、遅かれ早かれ見せることになるから、別にいっか!」
「え、それってどう言う意味?」
「そのままの意味だよ?」
裏表のない、あまりにも真っ直ぐで曇りなき眼で私を見つめる。
その言葉の破壊力に、私の方が顔を赤くして視線を泳がせてしまう。
「……そ、それよりミリオ。自覚ないみたいだけど、今も相当際どい格好だよ」
ボロボロの布を腰に巻いただけの全裸と言っても過言ではない格好。
「あー……。確かに、ちょっと心もとないね!」
豪快に笑うミリオに、私は命懸けで死守したあのショップバッグをそっと手を差し出した
「……そうだ。これ、使って」
「おっ!ありがとう!」
中には、私がミリオに似合うと選んだあのシャツ。
下着もパンツも欠けてはいるけれど、今のほぼ全裸状態に比べれば100倍はマシなはずだ。
ミリオは手早くそのシャツに腕を通した。
……うん、やっぱり思ったとおり、似合う。
泥だらけの避難所の隅で、私が選んだ服を着たミリオは、どんなモデルよりも格好良く見えた。
「今度はこの服を着て、ちゃんと●●ちゃんとデートしたいな!」
「!!」
数時間前、この服を誰のために着るのかと、見えない誰かに嫉妬していた自分を思い出す。
まさか、その「誰か」が自分になるなんて。
「……うん。楽しみにしてる」
「最高のデートにしようね!」
「ミリオ、ありがとう……」
「よく分からないけど、どういたしまして!」
そう言って、彼は再び太陽のような笑顔を見せた。
