〜第二章〜 ズボラでも見捨てないで
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気が付けば休みが明けていて、また激務の月曜日が始まっていた。
もちろん京治君からの連絡は来ないし、私からも連絡出来ないでいる。
連絡する勇気が出なかったというのが本音だ。
先週の月曜日はご機嫌で出勤していたのに、今日の私はどんよりとした空気を背負っている。
「おはようございます……」
今までにないくらいの落ち込み具合に北村さんが慌てて声を掛けてきた。
「ちょっと、◯◯さん?!ゾンビみたいよ?!」
「ははは……」
ゾンビ、か。
あながち間違いでもない。
それくらい京治君から拒絶されたことが堪えたのだ。
「お昼に話聞いてあげるから、それまで仕事頑張って!」
「うん……」
北村さんは私の肩をポンと叩くと、自分のデスクに戻って行った。
……。
…………。
お昼時間になり、会社近くのキッチンカーが来ている公園へと向かった。
この公園……。
京治君と初めて会った公園だ。
確か、失恋のショックでやけ酒していたところ、話し掛けてくれたんだっけ。
あれから半年も経っていないのに、随分前の出来事の様だ。
公園は冬の閑散としていたときとは違い、キッチンカーを利用する人で賑わっている。
「◯◯さんは何食べる?」
「お弁当持って来ているから」
保冷バッグを見せながら言った。
中には京治君が作ったおかずを詰めたお弁当箱が入っている。
「珍しいね。じゃあ、私は適当に買ってくるから先に食べてて」
キッチンカーへ向かった北村さんを待つために、空いているベンチへと腰掛けた。
保冷バッグから取り出したお弁当の中身は傷みかけているようにも見えるけれど、京治君の思いを無駄にしたくない。
これでお腹を壊しても自業自得。
私は自分の胃の強さを信じておかずを口にかき込み、北村さんが戻ってくるまでに完食した。
戻ってきた北村さんは、その空になった弁当箱を見るや否や驚いていた。
「食べるの早いね」
「あはは」
「それで、何があったの?」
私は北村さんにこの間の出来事を話した。
彼氏に甘えすぎて呆れられてしまったこと。
気持ちを踏みにじってしまったことを。
「北村さんの言う通りになっちゃった」
「なるほどね」
北村さんはランチボックスを食べながら、次の言葉を考えている。
そう思っていたのに、出てきたのは関係ない言葉だった。
「あー、やっぱりコレ美味しい。一時期ハマって食べすぎたせいで飽きたから離れてたんだけどね。久しぶりに食べると、やっぱり好きだわー」
「はぁ……」
北村さんも私に呆れて話を逸らしたくなったのかな。
だけど違った。
「◯◯さんたちもこのランチボックスと同じじゃないかな?」
「同じ……?」
「そう。離れてみて改めて相手の大切さに気付かされるってこと。だから、寂しいかもしれないけど、今の自分を見つめ直すチャンスなんじゃない?」
「それでも関係が戻らなければ?」
「そのときはそのときよ!切り替えよう!」
確かに不安がっていても仕方がない。
離れている間、自分にできることを精一杯しよう。
「北村さん……」
「んー?」
「ありがとうございます」
「頑張ってね!」
そう言うと、北村さんは喝を入れる様に私の背中を叩いた。
もちろん京治君からの連絡は来ないし、私からも連絡出来ないでいる。
連絡する勇気が出なかったというのが本音だ。
先週の月曜日はご機嫌で出勤していたのに、今日の私はどんよりとした空気を背負っている。
「おはようございます……」
今までにないくらいの落ち込み具合に北村さんが慌てて声を掛けてきた。
「ちょっと、◯◯さん?!ゾンビみたいよ?!」
「ははは……」
ゾンビ、か。
あながち間違いでもない。
それくらい京治君から拒絶されたことが堪えたのだ。
「お昼に話聞いてあげるから、それまで仕事頑張って!」
「うん……」
北村さんは私の肩をポンと叩くと、自分のデスクに戻って行った。
……。
…………。
お昼時間になり、会社近くのキッチンカーが来ている公園へと向かった。
この公園……。
京治君と初めて会った公園だ。
確か、失恋のショックでやけ酒していたところ、話し掛けてくれたんだっけ。
あれから半年も経っていないのに、随分前の出来事の様だ。
公園は冬の閑散としていたときとは違い、キッチンカーを利用する人で賑わっている。
「◯◯さんは何食べる?」
「お弁当持って来ているから」
保冷バッグを見せながら言った。
中には京治君が作ったおかずを詰めたお弁当箱が入っている。
「珍しいね。じゃあ、私は適当に買ってくるから先に食べてて」
キッチンカーへ向かった北村さんを待つために、空いているベンチへと腰掛けた。
保冷バッグから取り出したお弁当の中身は傷みかけているようにも見えるけれど、京治君の思いを無駄にしたくない。
これでお腹を壊しても自業自得。
私は自分の胃の強さを信じておかずを口にかき込み、北村さんが戻ってくるまでに完食した。
戻ってきた北村さんは、その空になった弁当箱を見るや否や驚いていた。
「食べるの早いね」
「あはは」
「それで、何があったの?」
私は北村さんにこの間の出来事を話した。
彼氏に甘えすぎて呆れられてしまったこと。
気持ちを踏みにじってしまったことを。
「北村さんの言う通りになっちゃった」
「なるほどね」
北村さんはランチボックスを食べながら、次の言葉を考えている。
そう思っていたのに、出てきたのは関係ない言葉だった。
「あー、やっぱりコレ美味しい。一時期ハマって食べすぎたせいで飽きたから離れてたんだけどね。久しぶりに食べると、やっぱり好きだわー」
「はぁ……」
北村さんも私に呆れて話を逸らしたくなったのかな。
だけど違った。
「◯◯さんたちもこのランチボックスと同じじゃないかな?」
「同じ……?」
「そう。離れてみて改めて相手の大切さに気付かされるってこと。だから、寂しいかもしれないけど、今の自分を見つめ直すチャンスなんじゃない?」
「それでも関係が戻らなければ?」
「そのときはそのときよ!切り替えよう!」
確かに不安がっていても仕方がない。
離れている間、自分にできることを精一杯しよう。
「北村さん……」
「んー?」
「ありがとうございます」
「頑張ってね!」
そう言うと、北村さんは喝を入れる様に私の背中を叩いた。
