〜第二章〜 ズボラでも見捨てないで
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翌朝。
京治君に会えてすっかり気持ちがチャージされた私は、ご機嫌状態で出勤した。
「おはようございま〜す!」
そんな様子を見た隣のデスクの北村さんが話し掛けてきた。
「◯◯さん、何か良いことでもあった?」
彼女とは同期であり、私のよき理解者でもある。
新入社員研修の時に同じグループになり、話してみると息が合った。
それ以来、仲良くさせてもらっている。
「ふふふ、分かります?」
嬉しくてついニヤニヤしてしまう。
「もしかして、例の年下彼氏?」
彼女には京治君と付き合い始めた時に軽く報告をしている。
「そうなんですよー!」
私は普段より弾む口調で、昨日の出来事を話した。
京治君がどれほど料理が上手で、家事能力が高くて、それでいて格好良くて優しくて……。
ときたま狼になることは私だけの秘密だけれど、もう惚気まくりだ。
そんな浮かれる私を、北村さんは生温かい目で見ている。
「はいはい、ご馳走さま。だけど、あまり甘えているとそのうち愛想尽かされるよ?」
「ないない!だってズボラだと知ってて告白してくれたんだもん」
「それでも、何があるか分からないから」
京治君に限ってそんなことは……ないよね?
せっかく気分が良かったのに。
私は一抹の不安を覚えながら仕事に取り組んだ。
ーーーー
今月は繁忙期と言うのもあって、帰宅時間は深夜0時を回ることも多々。
夜ご飯をコンビニで調達した後、クタクタな状態で家へと帰る。
「ただいま〜……って誰もいないんだけどね」
1人寂しく呟きながら靴を脱ぐ。
玄関で出迎えてくれたのは京治君に捨てるよう言われたごみ袋のみ。
でも、しばらくは京治君も忙しくて家に来られないみたいだし、それまでに捨てればいいや。
私はビジネスバッグを床に放り投げた。
「お風呂より、先にご飯食べよ……」
テーブルに放置されている空の栄養ドリンクの瓶を隅に寄せてスペースを作り、先程買ったコンビニ弁当を置く。
次にお茶を用意するために冷蔵庫を開ける。
そこには京治君が作り置きしてくれたおかずが入ったタッパーの数々が並べられていた。
「あ、忘れてた……」
そのどれもが和食で健康に良さそうなメニュー。
だけど、今は高カロリーな物を胃が欲している。
「ごめん!明日食べるから!」
冷蔵庫に向かって手を合わせて謝り、その日はコンビニ弁当を食べた。
京治君に会えてすっかり気持ちがチャージされた私は、ご機嫌状態で出勤した。
「おはようございま〜す!」
そんな様子を見た隣のデスクの北村さんが話し掛けてきた。
「◯◯さん、何か良いことでもあった?」
彼女とは同期であり、私のよき理解者でもある。
新入社員研修の時に同じグループになり、話してみると息が合った。
それ以来、仲良くさせてもらっている。
「ふふふ、分かります?」
嬉しくてついニヤニヤしてしまう。
「もしかして、例の年下彼氏?」
彼女には京治君と付き合い始めた時に軽く報告をしている。
「そうなんですよー!」
私は普段より弾む口調で、昨日の出来事を話した。
京治君がどれほど料理が上手で、家事能力が高くて、それでいて格好良くて優しくて……。
ときたま狼になることは私だけの秘密だけれど、もう惚気まくりだ。
そんな浮かれる私を、北村さんは生温かい目で見ている。
「はいはい、ご馳走さま。だけど、あまり甘えているとそのうち愛想尽かされるよ?」
「ないない!だってズボラだと知ってて告白してくれたんだもん」
「それでも、何があるか分からないから」
京治君に限ってそんなことは……ないよね?
せっかく気分が良かったのに。
私は一抹の不安を覚えながら仕事に取り組んだ。
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今月は繁忙期と言うのもあって、帰宅時間は深夜0時を回ることも多々。
夜ご飯をコンビニで調達した後、クタクタな状態で家へと帰る。
「ただいま〜……って誰もいないんだけどね」
1人寂しく呟きながら靴を脱ぐ。
玄関で出迎えてくれたのは京治君に捨てるよう言われたごみ袋のみ。
でも、しばらくは京治君も忙しくて家に来られないみたいだし、それまでに捨てればいいや。
私はビジネスバッグを床に放り投げた。
「お風呂より、先にご飯食べよ……」
テーブルに放置されている空の栄養ドリンクの瓶を隅に寄せてスペースを作り、先程買ったコンビニ弁当を置く。
次にお茶を用意するために冷蔵庫を開ける。
そこには京治君が作り置きしてくれたおかずが入ったタッパーの数々が並べられていた。
「あ、忘れてた……」
そのどれもが和食で健康に良さそうなメニュー。
だけど、今は高カロリーな物を胃が欲している。
「ごめん!明日食べるから!」
冷蔵庫に向かって手を合わせて謝り、その日はコンビニ弁当を食べた。
