男の子のお姫様
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カオリと文化祭に行く約束はしたけれど、やっぱり本人の口から何としてでも文化祭に来て下さい、と言ってほしくて、私はもう一度浩輔君に会えないか試みた。
だけどメッセージを送っても部活が忙しい、だとか、文化祭の準備があって、とことごとく断られた。
もっともらしい理由だけど、私には避けられているように感じた。
だって、パンケーキを食べに行くときは部活終わりでも会えます、と言っていたから。
仕方がない。
こんなことはしたくなかったけど。
初めて浩輔君と会ったときの時間と場所を思い出して、待ち伏せした。
しかし、待てど暮らせど浩輔君は来ない。
私は先日隠し撮りした浩輔君の画像を眺めた。
美味しそうに頬張る姿はとても可愛らしくて、愛おしさすら感じた。
ああ、そうか。
なんでこんなにも執着しているのか分からなかったけど、私は浩輔君のことが好きなんだ。
すると、
「●●さん?」
私の目の前には会いたかった浩輔君の姿が。
「こんなところで何しているんですか?」
「待っていたら会えるかなって」
「そうですか」
そんな迷惑そうな顔をしないで。
「あのね!」
「送っていきます」
私の言葉を遮るように浩輔君は被せてきた。
まるで続きを言わせないようにしているみたいだった。
「でも!」
「もう時間遅いので」
私は察した。
これ以上何を言っても聞いてもらえない。
無言で家の近くまで一緒に帰った。
「すぐそこだからここまででいいよ」
「そうですか。では、また」
「文化祭!」
背を向けた浩輔君に私は声を張り上げた。
「文化祭、行ったらダメかな?」
浩輔君は何も言わなかったけど、困った顔をしていた。
だけどメッセージを送っても部活が忙しい、だとか、文化祭の準備があって、とことごとく断られた。
もっともらしい理由だけど、私には避けられているように感じた。
だって、パンケーキを食べに行くときは部活終わりでも会えます、と言っていたから。
仕方がない。
こんなことはしたくなかったけど。
初めて浩輔君と会ったときの時間と場所を思い出して、待ち伏せした。
しかし、待てど暮らせど浩輔君は来ない。
私は先日隠し撮りした浩輔君の画像を眺めた。
美味しそうに頬張る姿はとても可愛らしくて、愛おしさすら感じた。
ああ、そうか。
なんでこんなにも執着しているのか分からなかったけど、私は浩輔君のことが好きなんだ。
すると、
「●●さん?」
私の目の前には会いたかった浩輔君の姿が。
「こんなところで何しているんですか?」
「待っていたら会えるかなって」
「そうですか」
そんな迷惑そうな顔をしないで。
「あのね!」
「送っていきます」
私の言葉を遮るように浩輔君は被せてきた。
まるで続きを言わせないようにしているみたいだった。
「でも!」
「もう時間遅いので」
私は察した。
これ以上何を言っても聞いてもらえない。
無言で家の近くまで一緒に帰った。
「すぐそこだからここまででいいよ」
「そうですか。では、また」
「文化祭!」
背を向けた浩輔君に私は声を張り上げた。
「文化祭、行ったらダメかな?」
浩輔君は何も言わなかったけど、困った顔をしていた。