男の子のお姫様
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休み明け、講義の空き時間に伊達工のホームページを見て文化祭の日にちを調べた。
今度の金・土曜日か……。
一般公開は土曜日だから行けてしまう。
文化祭のお知らせ以外にも各部活紹介の動画も上がっていた。
えっと、確か浩輔君はバレー部だっけ。
あった、あった。これだ。
最近の更新履歴だから、あわよくば浩輔君も映っているのでは、と期待して再生ボタンを押した。
“伊達工のバレー部は鉄壁と呼ばれる程ブロックを主軸にしたスタイルを貫き通し─────多くの部員を抱えており、実力も高い。
また屈指の高さと堅さを誇る伊達工の中で唯一、“鉄壁”に直接参加しないリベロもレベルが高い。容姿的にも“壁”とは程遠いが────地上でチームを支える立派な鉄壁の一員。”
背の高い部員に紛れてレシーブをする浩輔君の姿が映り込んでいた。
格好良い……。
小さな彼は他のチームメイトと比べて霞んでしまうけれど、私の中では一番目立って見えた。
すると、
「何見てるの?」
「カオリ……」
私が食い入るようにスマホを見ていたからか、友達のカオリが声を掛けてきた。
「あ、そのユニフォーム、伊達工のじゃん。私の弟も伊達工だよ」
「そうなんだ」
「●●も弟か知り合いでも伊達工にいるの?」
「うん、ちょっとね……」
弟はいないし、浩輔君を知り合いと言うのには他人行儀過ぎるけれど、友達と言うのもなんだか違う。
濁した返事しか出来なかった。
「それなら、近々文化祭があるんだけど、●●も一緒に行かない?」
願っても見なかったお誘い。
私は身を乗り出す勢いで返事をした。
「行く!」
浩輔君ごめんね、友達に誘われたから仕方がないじゃない。
と言い訳をして文化祭に行く理由をこじつけた。
今度の金・土曜日か……。
一般公開は土曜日だから行けてしまう。
文化祭のお知らせ以外にも各部活紹介の動画も上がっていた。
えっと、確か浩輔君はバレー部だっけ。
あった、あった。これだ。
最近の更新履歴だから、あわよくば浩輔君も映っているのでは、と期待して再生ボタンを押した。
“伊達工のバレー部は鉄壁と呼ばれる程ブロックを主軸にしたスタイルを貫き通し─────多くの部員を抱えており、実力も高い。
また屈指の高さと堅さを誇る伊達工の中で唯一、“鉄壁”に直接参加しないリベロもレベルが高い。容姿的にも“壁”とは程遠いが────地上でチームを支える立派な鉄壁の一員。”
背の高い部員に紛れてレシーブをする浩輔君の姿が映り込んでいた。
格好良い……。
小さな彼は他のチームメイトと比べて霞んでしまうけれど、私の中では一番目立って見えた。
すると、
「何見てるの?」
「カオリ……」
私が食い入るようにスマホを見ていたからか、友達のカオリが声を掛けてきた。
「あ、そのユニフォーム、伊達工のじゃん。私の弟も伊達工だよ」
「そうなんだ」
「●●も弟か知り合いでも伊達工にいるの?」
「うん、ちょっとね……」
弟はいないし、浩輔君を知り合いと言うのには他人行儀過ぎるけれど、友達と言うのもなんだか違う。
濁した返事しか出来なかった。
「それなら、近々文化祭があるんだけど、●●も一緒に行かない?」
願っても見なかったお誘い。
私は身を乗り出す勢いで返事をした。
「行く!」
浩輔君ごめんね、友達に誘われたから仕方がないじゃない。
と言い訳をして文化祭に行く理由をこじつけた。