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ーー作並sideーー
●●先輩にはあんな事を言ったけれど、僕に何ができるのだろうか。
犯人を見つけて成敗しようものなら余計に反感を買いそうだし。
実際に虐めの現場に出くわすのもクラスどころか学年が違うから難しそう。
「ん〜……」
部活の休憩時間中にも考えているけれど、いい案が浮かばない。
そんなとき、
「作並、どうした?眉間のシワがスゲェぞ」
「二口さん……」
僕の異変に気付いたのか二口さんが、ケラケラと笑いながら近付いてきた。
そうだ、モテる側の二口さんなら何かヒントになることを貰えるかもしれない。
そうとなれば早速。
「相談したいことがあるんですけど、聞いてくれますか?」
「おう、何でも言え」
二口さんは僕の隣にドカッと座り、視線を合わせてくれた。
「例えばですけど、モテる人から告白されて、それを断ったせいで、そのモテる人のファンから嫉妬で嫌がらせを受けた場合、どうしたらいいと思いますか?」
「なんだ作並、美人からの告白でも断ったのか?」
「いや、僕の話じゃないですって」
この手の聞き方では友達と見せかけて自分の相談のパターンの場合があるけれど、本当に今回は違う。
こっちは真面目に聞いているのに、やはり相談相手を間違えたか。
だけど、二口さんはしばらく考えた後、口を開いた。
「んー、そうだなー。嫉妬されなきゃいいんじゃね?」
「嫉妬されない?」
どういう意味だろう。
やはり僕にはモテる人の思考が分からない。
「手っ取り早い話、そいつが大した事ないやつと付き合えば嫉妬も収まるってこと」
「なるほど、参考になります!」
「おう、後輩の相談に乗るのも先輩の役目だからな!」
普段は3年生の先輩をからかう発言が目立つ二口さん。
そんな二口さんがこんなにも頼もしく見えるなんて。
改めて見直した。
●●先輩にはあんな事を言ったけれど、僕に何ができるのだろうか。
犯人を見つけて成敗しようものなら余計に反感を買いそうだし。
実際に虐めの現場に出くわすのもクラスどころか学年が違うから難しそう。
「ん〜……」
部活の休憩時間中にも考えているけれど、いい案が浮かばない。
そんなとき、
「作並、どうした?眉間のシワがスゲェぞ」
「二口さん……」
僕の異変に気付いたのか二口さんが、ケラケラと笑いながら近付いてきた。
そうだ、モテる側の二口さんなら何かヒントになることを貰えるかもしれない。
そうとなれば早速。
「相談したいことがあるんですけど、聞いてくれますか?」
「おう、何でも言え」
二口さんは僕の隣にドカッと座り、視線を合わせてくれた。
「例えばですけど、モテる人から告白されて、それを断ったせいで、そのモテる人のファンから嫉妬で嫌がらせを受けた場合、どうしたらいいと思いますか?」
「なんだ作並、美人からの告白でも断ったのか?」
「いや、僕の話じゃないですって」
この手の聞き方では友達と見せかけて自分の相談のパターンの場合があるけれど、本当に今回は違う。
こっちは真面目に聞いているのに、やはり相談相手を間違えたか。
だけど、二口さんはしばらく考えた後、口を開いた。
「んー、そうだなー。嫉妬されなきゃいいんじゃね?」
「嫉妬されない?」
どういう意味だろう。
やはり僕にはモテる人の思考が分からない。
「手っ取り早い話、そいつが大した事ないやつと付き合えば嫉妬も収まるってこと」
「なるほど、参考になります!」
「おう、後輩の相談に乗るのも先輩の役目だからな!」
普段は3年生の先輩をからかう発言が目立つ二口さん。
そんな二口さんがこんなにも頼もしく見えるなんて。
改めて見直した。