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ーー作並sideーー
「すみません、お待たせしました!」
急いでネットを張り終わり◯◯先輩の元へ向かうと、意外にもまだ校門付近にいた。
「ちょっとトラブルがあって、こっちも今から探し始めるところ」
トラブル……?
ふと◯◯先輩の足元に目が行くと、何故か来客用のスリッパを履いていた。
どうしたんだろう。
でも、本人は気にしていなさそうだし、ひとまずは制服が優先かな。
「では探しましょうか。何か制服に特徴とかありますか?」
「特徴……はないと思うけど、そもそも制服なんて滅多に落ちていないでしょ」
「それもそうですね」
木の上を見たり、花壇や茂みなどを掻き分けて探す。
そもそも◯◯先輩はなくしたと言っていたのに、こんなところにあるのだろうか。
これじゃあ、まるで……。
そんなことを考えていると、
「あった!」
少し離れたところから◯◯先輩の声が聞こえた。
反射的に声のした方へ振り向く。
「え、どこにあったんですか!?……って」
見つかって安堵したと同時に動揺した。
だって◯◯先輩の手にしていた制服は想像していた物とは違っていたから。
「焼却炉の裏の茂みにあったからドロドロだよー!洗えば綺麗になるかな」
◯◯先輩は汚れた制服を呑気にパンパンと払った。
それよりも、
「その制服……」
「ん?」
不思議そうに首を傾げる◯◯先輩。
「スカート……」
「え、そうだよ?なんか変?」
言えない。
男の人だと勘違いしていただなんて。
確かに男にしては声が高いだとか、物腰が柔らかいだとか、良い匂いがするとか思っていたけれど。
それにしては失礼すぎることをしてしまった。
「あ、もしかして私のこと男だと思ってた?」
余りにも挙動不審過ぎたからか、◯◯先輩にはあっさりと見破られてしまった。
「実は……はい……そうです。すみません」
「いいよ、いいよー。確かに私ってショートヘアだし、化粧っ気もないもんね。それに作業服姿しか見ていなければ勘違いもするよ。そう言えば下の名前も教えていなかったっけ?」
「はい」
「改めまして、◯◯●●です……って、なんか照れくさいね」
そう言って頬を掻く◯◯先輩改め●●先輩は、正真正銘の女の子だった。
「すみません、お待たせしました!」
急いでネットを張り終わり◯◯先輩の元へ向かうと、意外にもまだ校門付近にいた。
「ちょっとトラブルがあって、こっちも今から探し始めるところ」
トラブル……?
ふと◯◯先輩の足元に目が行くと、何故か来客用のスリッパを履いていた。
どうしたんだろう。
でも、本人は気にしていなさそうだし、ひとまずは制服が優先かな。
「では探しましょうか。何か制服に特徴とかありますか?」
「特徴……はないと思うけど、そもそも制服なんて滅多に落ちていないでしょ」
「それもそうですね」
木の上を見たり、花壇や茂みなどを掻き分けて探す。
そもそも◯◯先輩はなくしたと言っていたのに、こんなところにあるのだろうか。
これじゃあ、まるで……。
そんなことを考えていると、
「あった!」
少し離れたところから◯◯先輩の声が聞こえた。
反射的に声のした方へ振り向く。
「え、どこにあったんですか!?……って」
見つかって安堵したと同時に動揺した。
だって◯◯先輩の手にしていた制服は想像していた物とは違っていたから。
「焼却炉の裏の茂みにあったからドロドロだよー!洗えば綺麗になるかな」
◯◯先輩は汚れた制服を呑気にパンパンと払った。
それよりも、
「その制服……」
「ん?」
不思議そうに首を傾げる◯◯先輩。
「スカート……」
「え、そうだよ?なんか変?」
言えない。
男の人だと勘違いしていただなんて。
確かに男にしては声が高いだとか、物腰が柔らかいだとか、良い匂いがするとか思っていたけれど。
それにしては失礼すぎることをしてしまった。
「あ、もしかして私のこと男だと思ってた?」
余りにも挙動不審過ぎたからか、◯◯先輩にはあっさりと見破られてしまった。
「実は……はい……そうです。すみません」
「いいよ、いいよー。確かに私ってショートヘアだし、化粧っ気もないもんね。それに作業服姿しか見ていなければ勘違いもするよ。そう言えば下の名前も教えていなかったっけ?」
「はい」
「改めまして、◯◯●●です……って、なんか照れくさいね」
そう言って頬を掻く◯◯先輩改め●●先輩は、正真正銘の女の子だった。