赤は情熱の色
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それから数日後、またもや学校へ向かっている途中の出来事。
少し離れているところに白と赤の特徴的な髪色をした後ろ姿を見つけた。
轟君だ。
今日は出久君と一緒じゃないみたいだけど、挨拶をした方がいいかな。
でも、絶対にまた赤面してしまう。
それに勘違いされたままだし。
熱中症に気を付けろって言われたのに、またかよって。
近くまで駆け寄ってみたものの、声を掛けるかどうかうじうじと悩んでいると、轟君の方が気付いて話しかけてくれた。
「◯◯」
「と、轟君!………おはよう……」
まだ心の準備が出来ていないのにー!
「この間は悪かった」
「え?」
しかし、私の考えとは裏腹にいきなり謝ってきた轟君。
「緑谷から聞いた。個性のせいだったのに、熱中症だと決めつけて説教してしまって」
出久君、説明してくれたんだ。
「ううん、いいの。私の方こそ紛らわしくてごめんね。今だって多分顔真っ赤だよね……アハハ」
事情を理解してくれているとは言え、まともに顔を見れない。
長年染み付いた癖は早々直せない。
「顔、赤くなったっていいと思う」
「え?」
「だから謝るな」
「あ、うん。ありがとう」
気を遣わせちゃったかな。
でも、そう言ってくれて少しだけ心が軽くなった。
それからと言うもの、たまに会うと挨拶をする程度には仲良くなった。
顔は相変わらず赤面するけど。
どうしたら出久君のように、轟君とお話するときに赤面せずに済むだろうか。
少し離れているところに白と赤の特徴的な髪色をした後ろ姿を見つけた。
轟君だ。
今日は出久君と一緒じゃないみたいだけど、挨拶をした方がいいかな。
でも、絶対にまた赤面してしまう。
それに勘違いされたままだし。
熱中症に気を付けろって言われたのに、またかよって。
近くまで駆け寄ってみたものの、声を掛けるかどうかうじうじと悩んでいると、轟君の方が気付いて話しかけてくれた。
「◯◯」
「と、轟君!………おはよう……」
まだ心の準備が出来ていないのにー!
「この間は悪かった」
「え?」
しかし、私の考えとは裏腹にいきなり謝ってきた轟君。
「緑谷から聞いた。個性のせいだったのに、熱中症だと決めつけて説教してしまって」
出久君、説明してくれたんだ。
「ううん、いいの。私の方こそ紛らわしくてごめんね。今だって多分顔真っ赤だよね……アハハ」
事情を理解してくれているとは言え、まともに顔を見れない。
長年染み付いた癖は早々直せない。
「顔、赤くなったっていいと思う」
「え?」
「だから謝るな」
「あ、うん。ありがとう」
気を遣わせちゃったかな。
でも、そう言ってくれて少しだけ心が軽くなった。
それからと言うもの、たまに会うと挨拶をする程度には仲良くなった。
顔は相変わらず赤面するけど。
どうしたら出久君のように、轟君とお話するときに赤面せずに済むだろうか。