勇気を下さい
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救助訓練の途中で雨が降ってきたおかげか、火災を想定していたエリアは火が消えて思ったより早く訓練が終了した。
「●●ちゃんお疲れ様〜」
「ミチルちゃんもお疲れ様」
「本当だよー!ねー聞いて!私のところ全然助けに来てくれなかったもん。縮こまっていないといけなかったから、もう身体がバキバキ」
そんな話を聞かされると、私は割と早めに助けてもらえたようだ。
訓練とは言え、轟君に感謝しないと。
そんな風にミチルちゃんと救助訓練の話をしながら帰路についた。
すると、いつも渡っていた川が外水氾濫していた。
今橋を渡ると危ないかもしれない。
「うわー凄いね」
「危ないから遠回りしない?」
「大丈夫、大丈夫。遠回りするの面倒だし早く帰りたいから渡っちゃおうよ」
私の忠告を無視したミチルちゃんが先に橋を渡ろうとした。
次の瞬間、ミチルちゃんが姿を消した。
ほんの数秒の出来事だった。
「ミチルちゃん?……………ミチルちゃん!!」
川を覗くと岩に掴まっているミチルちゃん。
足を滑らせたけど運良く岩に掴まることが出来たようだ。
「た、助けて…………●●ちゃん!」
だけど長くはもたない。
早くなんとかしないと。
でも……でも……。
こんな速い流れの川に私が入ってどうにかなるものなのか。
カナヅチの私が行っても二次被害になり兼ねない。
足が竦む。
「手が………もぅ……」
今にも手を離しそうなミチルちゃん。
二次被害だとか、カナヅチだとかどうでもいい。
私が助けないと。
ここで見捨てると一生後悔する。
私は意を決して川へ飛び込んだ。
「●●ちゃんお疲れ様〜」
「ミチルちゃんもお疲れ様」
「本当だよー!ねー聞いて!私のところ全然助けに来てくれなかったもん。縮こまっていないといけなかったから、もう身体がバキバキ」
そんな話を聞かされると、私は割と早めに助けてもらえたようだ。
訓練とは言え、轟君に感謝しないと。
そんな風にミチルちゃんと救助訓練の話をしながら帰路についた。
すると、いつも渡っていた川が外水氾濫していた。
今橋を渡ると危ないかもしれない。
「うわー凄いね」
「危ないから遠回りしない?」
「大丈夫、大丈夫。遠回りするの面倒だし早く帰りたいから渡っちゃおうよ」
私の忠告を無視したミチルちゃんが先に橋を渡ろうとした。
次の瞬間、ミチルちゃんが姿を消した。
ほんの数秒の出来事だった。
「ミチルちゃん?……………ミチルちゃん!!」
川を覗くと岩に掴まっているミチルちゃん。
足を滑らせたけど運良く岩に掴まることが出来たようだ。
「た、助けて…………●●ちゃん!」
だけど長くはもたない。
早くなんとかしないと。
でも……でも……。
こんな速い流れの川に私が入ってどうにかなるものなのか。
カナヅチの私が行っても二次被害になり兼ねない。
足が竦む。
「手が………もぅ……」
今にも手を離しそうなミチルちゃん。
二次被害だとか、カナヅチだとかどうでもいい。
私が助けないと。
ここで見捨てると一生後悔する。
私は意を決して川へ飛び込んだ。