〜第一章〜 アナタのことが嫌いな私
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お昼の時間。
本当に二口は来るのだろうか。
そんなことを考えながら、私の席の周りに集まったカスミとユイと共にお弁当を広げて食べ始めた。
ちなみに、席は隣にカスミ、斜め前にユイが座っている。
「堅治君待たなくていいのー?」
なんてカスミには言われたけれど、
「いいの」
だって、一方的に約束を取り付けられただけだから。
私は了承していない。
お弁当を半分ほど食べ終わったところで、教室の窓が勢いよく開いた。
「ちょっと●●さん!待っててって言ったのに、なんで先に食べてるんすか」
口を尖らせた二口が私のお弁当箱を覗きながら言ってきた。
両手にはいくつかのパンを抱えて。
「お、堅治君!来た来た!」
「購買混んでたのー?」
「ちょっとカスミ!ユイ!」
歓迎するようなことを言うと、二口が勘違いするからやめてほしい。
「私は待つなんて言ってないし」
「待てないほど腹減ってたんすか?食いしん坊なんですね」
違う、断じて違う。
私はため息をついて、残りのお弁当を食べ始めた。
すると、
「席借りますね」
と、二口はさも当然のように空いていた向かいの席に座った。
そしてパンの袋を雑に開け始める。
それをもぐもぐと食べながら、そうだ、と口を開いた。
「●●さん、今日一緒に帰りませんか?」
「は?なんで?」
「なんとなくっすよ」
「……」
部活が長引くかもしれないし、お互い帰る方向も知らないじゃない。
それなのに、なんとなくで誘える精神。
私には理解できない。
「それなら、私はなんとなく一緒に帰りたくない」
軽くあしらう私に、一緒に帰ればいいのに、と言う2人を一睨みする。
すると意外にも、
「ふーん、まあいいけどね」
二口はあっさりと引き下がった。
やっぱり二口は私をからかっているだけなんだ。
「あ、でも、タイミングが合えば帰りましょうよ」
「いや、帰らないって」
「約束ですよ!」
そう言うと二口はいつの間にか食べ終えていたパンの袋をクシャッとまとめ、颯爽と教室を出ていった。
「なんなのよ、アイツ……」
朝の時といい、今といい。
勝手に約束を取り付けないでほしい。
今日は絶対に居残り練習をしてタイミングをずらしてやろう。
そう心に決めた。
本当に二口は来るのだろうか。
そんなことを考えながら、私の席の周りに集まったカスミとユイと共にお弁当を広げて食べ始めた。
ちなみに、席は隣にカスミ、斜め前にユイが座っている。
「堅治君待たなくていいのー?」
なんてカスミには言われたけれど、
「いいの」
だって、一方的に約束を取り付けられただけだから。
私は了承していない。
お弁当を半分ほど食べ終わったところで、教室の窓が勢いよく開いた。
「ちょっと●●さん!待っててって言ったのに、なんで先に食べてるんすか」
口を尖らせた二口が私のお弁当箱を覗きながら言ってきた。
両手にはいくつかのパンを抱えて。
「お、堅治君!来た来た!」
「購買混んでたのー?」
「ちょっとカスミ!ユイ!」
歓迎するようなことを言うと、二口が勘違いするからやめてほしい。
「私は待つなんて言ってないし」
「待てないほど腹減ってたんすか?食いしん坊なんですね」
違う、断じて違う。
私はため息をついて、残りのお弁当を食べ始めた。
すると、
「席借りますね」
と、二口はさも当然のように空いていた向かいの席に座った。
そしてパンの袋を雑に開け始める。
それをもぐもぐと食べながら、そうだ、と口を開いた。
「●●さん、今日一緒に帰りませんか?」
「は?なんで?」
「なんとなくっすよ」
「……」
部活が長引くかもしれないし、お互い帰る方向も知らないじゃない。
それなのに、なんとなくで誘える精神。
私には理解できない。
「それなら、私はなんとなく一緒に帰りたくない」
軽くあしらう私に、一緒に帰ればいいのに、と言う2人を一睨みする。
すると意外にも、
「ふーん、まあいいけどね」
二口はあっさりと引き下がった。
やっぱり二口は私をからかっているだけなんだ。
「あ、でも、タイミングが合えば帰りましょうよ」
「いや、帰らないって」
「約束ですよ!」
そう言うと二口はいつの間にか食べ終えていたパンの袋をクシャッとまとめ、颯爽と教室を出ていった。
「なんなのよ、アイツ……」
朝の時といい、今といい。
勝手に約束を取り付けないでほしい。
今日は絶対に居残り練習をしてタイミングをずらしてやろう。
そう心に決めた。
