〜第二章〜 アナタのことが好きな私
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授業終わり、教室で勉強をしながら二口を待つことにした。
一方的に伝えただけだから、本当に来るかは分からない。
だけど、体育館の明かりが消えるまでは待つ覚悟でいる。
最初はお喋りや居残り勉強をしていた生徒も徐々に帰っていき、気が付けば教室に1人だけ。
教室は茜色から濃い赤へと変わり、窓の外も薄暗くなっていく。
もしかしたら来ないかもしれない、と言う不安に駆られてきた。
そう思った矢先、教室の扉がガラガラッと開けられた。
「二口!」
思わず立ち上がったけれど、そこには二口ではなく鎌先がいた。
「二口じゃなくて悪かったな」
がっかりだ。
倒れるようにストンと椅子に座り直すと、鎌先も向かいの席に椅子を跨ぐように座った。
「なんで鎌先が?」
「いや、1人で待ってんの、退屈してんじゃないかと思って」
確かに、退屈と言えば退屈だ。
だからと言って鎌先が来たところで状況は変わらない。
だって私の中の鎌先は単なる迷惑な人へと降格したから。
下手なことを話すとまた個人情報を漏洩されかねない。
それなのに、
「二口と何話すつもりなんだ?」
ほら探りに来た。
言うわけないじゃん。
「内緒」
「そうかよ。でもさ、どう見ても告白するヤツの面構えじゃねぇからよ」
半分正解で半分外れ。
確かに告白はする。
だけどこれは付き合うためではなくケジメを付けるため。
嫌われるケジメ。
「……」
無言で俯いていると、鎌先がふと笑った。
「ま、なんか知んねぇけど、二口は生意気だけど良いヤツだから」
そんなことは知っている。
そりゃあ部活での彼は鎌先みたく知らないけれど、これでも1年間お昼を共にした間柄だ。
私は何も言わず、窓の外へ視線を移した。
夕日はとっくに沈んでおり、真っ暗闇。
まるで私の心のように。
私の視線につられて鎌先も外を見つめる。
2人の間に会話はなく、ただ時間が過ぎていくのを待つだけだった。
だけど、その時間は長くは続かない。
ガラッと扉が開けられたかと思うと、そこには息を切らした二口がいた。
「●●さん!」
目をつり上げて、眉間に皺を寄せている。
とても不機嫌な様子だ。
「おう、遅かったな、二口!」
「べ、別に……ハァ……ハァ……鎌先さんとは約束していませんし……ハァ……」
軽く息を整えた二口は私の元へ真っ直ぐ向かって歩いてきた。
そして私の腕を掴み、無理やり立たせようとする。
「帰りますよ」
「あ、ちょっと!」
掴む力が強くて、思わず顔をしかめる。
二口はそんな私を見向きもせず、鎌先の方へ顔を向けた。
その表情は殺気立っている。
「●●さんがお世話になりました」
それだけ言い捨てると、二口は再度私の腕を引っ張って教室を後にした。
一方的に伝えただけだから、本当に来るかは分からない。
だけど、体育館の明かりが消えるまでは待つ覚悟でいる。
最初はお喋りや居残り勉強をしていた生徒も徐々に帰っていき、気が付けば教室に1人だけ。
教室は茜色から濃い赤へと変わり、窓の外も薄暗くなっていく。
もしかしたら来ないかもしれない、と言う不安に駆られてきた。
そう思った矢先、教室の扉がガラガラッと開けられた。
「二口!」
思わず立ち上がったけれど、そこには二口ではなく鎌先がいた。
「二口じゃなくて悪かったな」
がっかりだ。
倒れるようにストンと椅子に座り直すと、鎌先も向かいの席に椅子を跨ぐように座った。
「なんで鎌先が?」
「いや、1人で待ってんの、退屈してんじゃないかと思って」
確かに、退屈と言えば退屈だ。
だからと言って鎌先が来たところで状況は変わらない。
だって私の中の鎌先は単なる迷惑な人へと降格したから。
下手なことを話すとまた個人情報を漏洩されかねない。
それなのに、
「二口と何話すつもりなんだ?」
ほら探りに来た。
言うわけないじゃん。
「内緒」
「そうかよ。でもさ、どう見ても告白するヤツの面構えじゃねぇからよ」
半分正解で半分外れ。
確かに告白はする。
だけどこれは付き合うためではなくケジメを付けるため。
嫌われるケジメ。
「……」
無言で俯いていると、鎌先がふと笑った。
「ま、なんか知んねぇけど、二口は生意気だけど良いヤツだから」
そんなことは知っている。
そりゃあ部活での彼は鎌先みたく知らないけれど、これでも1年間お昼を共にした間柄だ。
私は何も言わず、窓の外へ視線を移した。
夕日はとっくに沈んでおり、真っ暗闇。
まるで私の心のように。
私の視線につられて鎌先も外を見つめる。
2人の間に会話はなく、ただ時間が過ぎていくのを待つだけだった。
だけど、その時間は長くは続かない。
ガラッと扉が開けられたかと思うと、そこには息を切らした二口がいた。
「●●さん!」
目をつり上げて、眉間に皺を寄せている。
とても不機嫌な様子だ。
「おう、遅かったな、二口!」
「べ、別に……ハァ……ハァ……鎌先さんとは約束していませんし……ハァ……」
軽く息を整えた二口は私の元へ真っ直ぐ向かって歩いてきた。
そして私の腕を掴み、無理やり立たせようとする。
「帰りますよ」
「あ、ちょっと!」
掴む力が強くて、思わず顔をしかめる。
二口はそんな私を見向きもせず、鎌先の方へ顔を向けた。
その表情は殺気立っている。
「●●さんがお世話になりました」
それだけ言い捨てると、二口は再度私の腕を引っ張って教室を後にした。
