〜第二章〜 アナタのことが好きな私
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「ただいま〜」
仕事で誰もいない家に帰宅後、自室にこもる。
ドサッと無造作に鞄を置いてからベッドにダイブ。
このまま寝てしまいそう。
そんな自分に喝を入れて、勉強机に向かいテキストを開く。
「……」
だけど、さっきから同じ問題とずっとにらめっこ。
せっかく見学を抜け出して1人先に帰ったのに、全く勉強に手がつかないなんて。
考えるのは二口のことばかり。
「はあ〜」
ため息を吐きながら机に突っ伏す。
始めは顔が良いだけの生意気な後輩だったのに。
主将をしている二口はすっかり頼れる先輩の顔になっていた。
それだけではない。
一緒に帰った時に毎回車道側を歩いてくれたり、私のためにマドレーヌをプレゼントしてくれたり、案がいい良いやつだなんて分かっていた。
だけど、振り向いてくれないから燃える、と言っていた二口。
もしアナタのことを好きになったら、二口は私のことを好きじゃなくなるの?
それならずっと嫌いなままでいないと。
無意識のうちに自分の感情を抑えつけていた。
ただ、それももう限界。
ふと部屋の隅に目をやると、二口から貰ったマドレーヌのショッパーが視界に入った。
くたびれた紙袋。
もちろん中身は入っていない。
だけど、何故か捨てられずにいた。
それを見るたびに思い出す。
あの頃は楽しかったな。
本当に二口は、
「ズルいよ……」
彼のことばかり考えすぎて、涙が溢れてきた。
好き……二口が好き。
伝えられない想いを心に閉じ込め、私は涙を拭ってから勉強机に向き直った。
仕事で誰もいない家に帰宅後、自室にこもる。
ドサッと無造作に鞄を置いてからベッドにダイブ。
このまま寝てしまいそう。
そんな自分に喝を入れて、勉強机に向かいテキストを開く。
「……」
だけど、さっきから同じ問題とずっとにらめっこ。
せっかく見学を抜け出して1人先に帰ったのに、全く勉強に手がつかないなんて。
考えるのは二口のことばかり。
「はあ〜」
ため息を吐きながら机に突っ伏す。
始めは顔が良いだけの生意気な後輩だったのに。
主将をしている二口はすっかり頼れる先輩の顔になっていた。
それだけではない。
一緒に帰った時に毎回車道側を歩いてくれたり、私のためにマドレーヌをプレゼントしてくれたり、案がいい良いやつだなんて分かっていた。
だけど、振り向いてくれないから燃える、と言っていた二口。
もしアナタのことを好きになったら、二口は私のことを好きじゃなくなるの?
それならずっと嫌いなままでいないと。
無意識のうちに自分の感情を抑えつけていた。
ただ、それももう限界。
ふと部屋の隅に目をやると、二口から貰ったマドレーヌのショッパーが視界に入った。
くたびれた紙袋。
もちろん中身は入っていない。
だけど、何故か捨てられずにいた。
それを見るたびに思い出す。
あの頃は楽しかったな。
本当に二口は、
「ズルいよ……」
彼のことばかり考えすぎて、涙が溢れてきた。
好き……二口が好き。
伝えられない想いを心に閉じ込め、私は涙を拭ってから勉強机に向き直った。
