〜第二章〜 アナタのことが好きな私
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「今まで避けてきたけど、もうこれしかないと思うんだ」
「私も同意。行こう、部活見学へ!」
カスミとユイが真剣な顔をして話すから、何かと思えば。
どうやら目の保養には二口がいいらしく、そのために部活見学へと行くらしい。
「じゃあ、私は帰るから」
見学に行く気満々の2人を横目に私は荷物をまとめて帰ることにした。
すると、
「●●も行くの!」
「そうそう!3人とも部活引退して暇なんだし、時間はあるでしょ!」
カスミとユイに両腕をしっかりと掴まれて、逃げ出せそうにない。
「離してよー!」
部活は引退したけれど、決して暇な訳ではない。
大学進学のために勉強をしなければならないから。
だけど聞く耳を持たない2人に、そのまま連行される形で無理やり体育館へと連れて行かれた。
ーーーー
体育館へと着くと、私たち以外にも見学者がいた。
公式戦でもあるまいし、練習風景の何がいいのだろう。
そう思って2人の方を見ると、目が輝いていた。
「堅治君格好良い!確か主将やってるんだよね?」
「イケメン主将とか……スペック高すぎ」
ああ、そうだった。
2人はこういう人種だった。
せっかくだし、私もちゃんと見るか。
ふと目に入ったのは、背が高くて、金髪に前髪の一部だけ茶色の男の子。
二口が勧誘するって言っていた子だ。
教室では後ろ姿しか見ていなかったけれど、あんな個性的な髪型をしていたのか。
勧誘するくらいだから経験者かと思いきや、その動きはぎこちなく、二口に叱られてばかり。
素人目から見ても下手なのが分かる。
そしてその彼が弾いたホームランボールが私たちのいる見学席まで飛んできた。
「うわあっ!」
幸いにも誰にも当たらず、ボールは威力を弱めて私の足元に転がった。
「すんません!」
ボールを拾い上げたところで、ホームランをかました本人が謝りながら来た。
私は渡すついでに彼に話し掛けた。
「キミ、二口に叱られてたでしょ。大変だね」
労いのつもりで言ったのに、
「いえ、俺まだまだ素人なんで、二口さんみたいにビシッと的確にアドバイスしてくれる先輩はありがたいっす!」
そう言って、新入部員君は練習に戻って行った。
どうやら彼には大きなお世話だったようだ。
それにしてもあの二口が……。
本当に主将なんだな、と感心したと同時に、私の知っている二口じゃない気がした。
そんな彼らを見ていられなくて、
「私、帰るね」
カスミとユイに一言伝え、体育館を後にした。
「私も同意。行こう、部活見学へ!」
カスミとユイが真剣な顔をして話すから、何かと思えば。
どうやら目の保養には二口がいいらしく、そのために部活見学へと行くらしい。
「じゃあ、私は帰るから」
見学に行く気満々の2人を横目に私は荷物をまとめて帰ることにした。
すると、
「●●も行くの!」
「そうそう!3人とも部活引退して暇なんだし、時間はあるでしょ!」
カスミとユイに両腕をしっかりと掴まれて、逃げ出せそうにない。
「離してよー!」
部活は引退したけれど、決して暇な訳ではない。
大学進学のために勉強をしなければならないから。
だけど聞く耳を持たない2人に、そのまま連行される形で無理やり体育館へと連れて行かれた。
ーーーー
体育館へと着くと、私たち以外にも見学者がいた。
公式戦でもあるまいし、練習風景の何がいいのだろう。
そう思って2人の方を見ると、目が輝いていた。
「堅治君格好良い!確か主将やってるんだよね?」
「イケメン主将とか……スペック高すぎ」
ああ、そうだった。
2人はこういう人種だった。
せっかくだし、私もちゃんと見るか。
ふと目に入ったのは、背が高くて、金髪に前髪の一部だけ茶色の男の子。
二口が勧誘するって言っていた子だ。
教室では後ろ姿しか見ていなかったけれど、あんな個性的な髪型をしていたのか。
勧誘するくらいだから経験者かと思いきや、その動きはぎこちなく、二口に叱られてばかり。
素人目から見ても下手なのが分かる。
そしてその彼が弾いたホームランボールが私たちのいる見学席まで飛んできた。
「うわあっ!」
幸いにも誰にも当たらず、ボールは威力を弱めて私の足元に転がった。
「すんません!」
ボールを拾い上げたところで、ホームランをかました本人が謝りながら来た。
私は渡すついでに彼に話し掛けた。
「キミ、二口に叱られてたでしょ。大変だね」
労いのつもりで言ったのに、
「いえ、俺まだまだ素人なんで、二口さんみたいにビシッと的確にアドバイスしてくれる先輩はありがたいっす!」
そう言って、新入部員君は練習に戻って行った。
どうやら彼には大きなお世話だったようだ。
それにしてもあの二口が……。
本当に主将なんだな、と感心したと同時に、私の知っている二口じゃない気がした。
そんな彼らを見ていられなくて、
「私、帰るね」
カスミとユイに一言伝え、体育館を後にした。
