電車の君
夢小説設定
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「何飲む?」
私は小銭を入れながら夕君に聞いた。
「コーヒー……」
今日はサイダーじゃないんだ。
そう思いながらも要望通りコーヒーのボタンを押した。
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
受け取ってくれたけど、手のひらでコロコロとコーヒーの入った紙コップを転がすばかりで、中々口をつけない。
「あの、返事を聞かせてもらえないっすか」
やっぱり気になるよね。
もう、この際白状した方がいいか。
私は軽く深呼吸をして覚悟を決めた。
「あのね、夕君。私が田中君のことをいいなって言ったのは、夕君との距離が近かったからだよ」
「距離が近い………?」
「うん。今でこそ呼び方は下の名前になったけど、私だってフランクに話しかけてほしいなって、田中君みたいに気を許してもらいたいなって……」
「それって」
「田中君に嫉妬しちゃった」
「●●さん!」
夕君は持っていたコーヒーを一気に飲み干した。
「に、苦い~!!」
うぇ~としている夕君の唇に自分の唇を触れさせた。
ちゅっ
「え………」
「少しは苦さが和らいだ?」
「も、もう一回お願いします!」
「勉強が終わってからね」
私の思い、ちゃんと伝わったかな?
ーーFinーー
私は小銭を入れながら夕君に聞いた。
「コーヒー……」
今日はサイダーじゃないんだ。
そう思いながらも要望通りコーヒーのボタンを押した。
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
受け取ってくれたけど、手のひらでコロコロとコーヒーの入った紙コップを転がすばかりで、中々口をつけない。
「あの、返事を聞かせてもらえないっすか」
やっぱり気になるよね。
もう、この際白状した方がいいか。
私は軽く深呼吸をして覚悟を決めた。
「あのね、夕君。私が田中君のことをいいなって言ったのは、夕君との距離が近かったからだよ」
「距離が近い………?」
「うん。今でこそ呼び方は下の名前になったけど、私だってフランクに話しかけてほしいなって、田中君みたいに気を許してもらいたいなって……」
「それって」
「田中君に嫉妬しちゃった」
「●●さん!」
夕君は持っていたコーヒーを一気に飲み干した。
「に、苦い~!!」
うぇ~としている夕君の唇に自分の唇を触れさせた。
ちゅっ
「え………」
「少しは苦さが和らいだ?」
「も、もう一回お願いします!」
「勉強が終わってからね」
私の思い、ちゃんと伝わったかな?
ーーFinーー
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