電車の君
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「◯◯さん、よかったら今度勉強を教えてくれませんか!」
朝、いつも通り車内で西谷君に会ったかと思えば、いきなり頼み事をされた。
「い、いいけど……」
意外だった。テスト期間以外でも勉強するんだ。
正直話をしている感じ、今回は赤点だと遠征に影響があるから頑張っていただけで、普段は点数なんて気にしていないように思えたから。
「それじゃあ、また後で連絡するのでそのときに日程決めましょう!」
颯爽と用件だけを伝えて先に電車を降りた。
今日の西谷君は変なの。
そう思いながら私もホームに降りて学校へ向かった。
ーーーー
「ねえ、ミサコ」
「ん?」
「友達の話なんだけどね、普段勉強をしない人が急に勉強を教えてって言ってくる心理って何だと思う?」
私は今朝あったことをぼかしながらミサコに質問してみた。
「え~。赤点がヤバイとか?」
「ううん、テスト終わったばかりだから違うと思う」
「それなら単に●●と一緒にいたい口実じゃない?」
「勉強じゃなくて普通に遊びに誘えば良いのに………あっ」
ミサコの顔を見るとニヤニヤしていた。
「友達の話なんじゃないの?」
しまった。
友達の話のていだったのを忘れて返事をしてしまった。
「ま、いいけどね。多分遊びだと受験生の●●が断ると思って勉強にしたんじゃない?彼、気遣い屋さんだね」
「うん、気遣い屋だと思う………あれ?」
私、性別言っていないよね?
ミサコの“彼”の発言にまたもや………。
今日の私は本当にポンコツだ。
だけどミサコは一言、
「頑張んなさいよ」
と私の背中を押してくれた。
本当に良い友達を持った。
その晩、西谷君から電話があり、勉強会の日程を決めた。
朝、いつも通り車内で西谷君に会ったかと思えば、いきなり頼み事をされた。
「い、いいけど……」
意外だった。テスト期間以外でも勉強するんだ。
正直話をしている感じ、今回は赤点だと遠征に影響があるから頑張っていただけで、普段は点数なんて気にしていないように思えたから。
「それじゃあ、また後で連絡するのでそのときに日程決めましょう!」
颯爽と用件だけを伝えて先に電車を降りた。
今日の西谷君は変なの。
そう思いながら私もホームに降りて学校へ向かった。
ーーーー
「ねえ、ミサコ」
「ん?」
「友達の話なんだけどね、普段勉強をしない人が急に勉強を教えてって言ってくる心理って何だと思う?」
私は今朝あったことをぼかしながらミサコに質問してみた。
「え~。赤点がヤバイとか?」
「ううん、テスト終わったばかりだから違うと思う」
「それなら単に●●と一緒にいたい口実じゃない?」
「勉強じゃなくて普通に遊びに誘えば良いのに………あっ」
ミサコの顔を見るとニヤニヤしていた。
「友達の話なんじゃないの?」
しまった。
友達の話のていだったのを忘れて返事をしてしまった。
「ま、いいけどね。多分遊びだと受験生の●●が断ると思って勉強にしたんじゃない?彼、気遣い屋さんだね」
「うん、気遣い屋だと思う………あれ?」
私、性別言っていないよね?
ミサコの“彼”の発言にまたもや………。
今日の私は本当にポンコツだ。
だけどミサコは一言、
「頑張んなさいよ」
と私の背中を押してくれた。
本当に良い友達を持った。
その晩、西谷君から電話があり、勉強会の日程を決めた。