電車の君
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ーー西谷sideーー
部活が終わり、龍と一緒に帰り駅のホームに着くと、俺の携帯が一通のメッセージを受信した。
音だけで分かる。これは●●さんだ。
彼女だけ着信音を変えている。
だけど、ここで直ぐに携帯を取り出して返信をしようもんなら龍に何か言われるかもしれない。
見たいのに見れないもどかしさを抱えていると、駅のホームのベンチに座っている人と目があった。
「◯◯さんじゃないっすか。久しぶりっす」
俺から声をかけたかったのに、龍に先を越された。
慌てて俺も話しかけた。
「こんな時間なんて珍しいっすね」
「あ、うん」
どことなく疲れている表情をしていた。
それなら、●●さんを元気にさせたい。
そう思ってちょうど部活の話が出たから今日あった部活の笑い話を龍と始めた。
すると、
「田中君、いいな……」
と呟いた●●さん。
俺は咄嗟に名前を呼んでしまった。
「◯◯さん?!」
え、なんで龍?!しかもいいなって何だ?
「あ、ごめん。その………田中君とは付き合いが長いんだっけ?」
「いや、龍とは高校から一緒っすけど、お互いバレーはずっとやってたんで、それで仲は良いですね」
「やっぱりいいな……」
やっぱりいいなってどういう意味?!
確かに龍は俺と同じくらい漢気溢れるやつだ。
だけど………だけど俺だって負けていないはず。
でも、もし●●さんが龍に惚れたりしたら……。
せっかく途中まで一緒に帰れると思ったのに、そのことが頭から離れず、気が付いたら家の前に着いていた。
部活が終わり、龍と一緒に帰り駅のホームに着くと、俺の携帯が一通のメッセージを受信した。
音だけで分かる。これは●●さんだ。
彼女だけ着信音を変えている。
だけど、ここで直ぐに携帯を取り出して返信をしようもんなら龍に何か言われるかもしれない。
見たいのに見れないもどかしさを抱えていると、駅のホームのベンチに座っている人と目があった。
「◯◯さんじゃないっすか。久しぶりっす」
俺から声をかけたかったのに、龍に先を越された。
慌てて俺も話しかけた。
「こんな時間なんて珍しいっすね」
「あ、うん」
どことなく疲れている表情をしていた。
それなら、●●さんを元気にさせたい。
そう思ってちょうど部活の話が出たから今日あった部活の笑い話を龍と始めた。
すると、
「田中君、いいな……」
と呟いた●●さん。
俺は咄嗟に名前を呼んでしまった。
「◯◯さん?!」
え、なんで龍?!しかもいいなって何だ?
「あ、ごめん。その………田中君とは付き合いが長いんだっけ?」
「いや、龍とは高校から一緒っすけど、お互いバレーはずっとやってたんで、それで仲は良いですね」
「やっぱりいいな……」
やっぱりいいなってどういう意味?!
確かに龍は俺と同じくらい漢気溢れるやつだ。
だけど………だけど俺だって負けていないはず。
でも、もし●●さんが龍に惚れたりしたら……。
せっかく途中まで一緒に帰れると思ったのに、そのことが頭から離れず、気が付いたら家の前に着いていた。