幸せの重み
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ーーおまけ①ーー
言いたいことを言えて満足したところで、もう1つ聞きたいことを思い出した。
「ねえ、夕……。ところで、なんで私のこと好きって言ってくれないの?」
「え、な、なんだよ急に!?」
夕は目に見えて動揺した。
そんな反応、ますます怪しい。
「言えない理由でもあるの?」
「言えないっつーか……」
「つーか?」
「……」
もう一押ししたら話してくれそうだ。
「言ってくれないと泣くよ!」
「あーっ!もうっ!」
夕は頭をガシガシと掻きむしり、観念したように私の肩をぐいと引き寄せた。
耳元で、彼の熱い吐息と、震えるような低い声が響いた。
「……本当に好きなヤツには、恥ずかしくて軽々しく言えねぇんだよ」
「!?」
心臓が跳ねた。
清水先輩にあれほど熱烈に愛の言葉を叫んでいた彼。
てっきり、呼吸するように吐ける人だと思っていた。
だけど、違ったんだ。
あの時の叫びは、憧れへの賛辞。
目の前の恋人に向ける言葉は、彼にとってそれほどまでに重く、直視できないほど大切なものだったのだ。
「ほら言わんこっちゃねぇ!聞いておいて照れんなよ!」
夕がパッと離れて、真っ赤な顔をして叫ぶ。
「て、照れるに決まってるじゃん!そんな理由、ズルいよ……っ」
「いいか、1回しか言わねぇからな!……お前のことが、誰よりも大好きだ!文句ねぇか!」
「……っ、文句、ない!」
暗い時間で本当によかった。
じゃなければ、私の顔が真っ赤に染まっているのが、筒抜けになってしまうから。
夕はまた豪快に笑って歩き出したけれど、その繋いだ手は、さっきよりもずっと強く、私の手を握りしめていた。
言いたいことを言えて満足したところで、もう1つ聞きたいことを思い出した。
「ねえ、夕……。ところで、なんで私のこと好きって言ってくれないの?」
「え、な、なんだよ急に!?」
夕は目に見えて動揺した。
そんな反応、ますます怪しい。
「言えない理由でもあるの?」
「言えないっつーか……」
「つーか?」
「……」
もう一押ししたら話してくれそうだ。
「言ってくれないと泣くよ!」
「あーっ!もうっ!」
夕は頭をガシガシと掻きむしり、観念したように私の肩をぐいと引き寄せた。
耳元で、彼の熱い吐息と、震えるような低い声が響いた。
「……本当に好きなヤツには、恥ずかしくて軽々しく言えねぇんだよ」
「!?」
心臓が跳ねた。
清水先輩にあれほど熱烈に愛の言葉を叫んでいた彼。
てっきり、呼吸するように吐ける人だと思っていた。
だけど、違ったんだ。
あの時の叫びは、憧れへの賛辞。
目の前の恋人に向ける言葉は、彼にとってそれほどまでに重く、直視できないほど大切なものだったのだ。
「ほら言わんこっちゃねぇ!聞いておいて照れんなよ!」
夕がパッと離れて、真っ赤な顔をして叫ぶ。
「て、照れるに決まってるじゃん!そんな理由、ズルいよ……っ」
「いいか、1回しか言わねぇからな!……お前のことが、誰よりも大好きだ!文句ねぇか!」
「……っ、文句、ない!」
暗い時間で本当によかった。
じゃなければ、私の顔が真っ赤に染まっているのが、筒抜けになってしまうから。
夕はまた豪快に笑って歩き出したけれど、その繋いだ手は、さっきよりもずっと強く、私の手を握りしめていた。
