幸せの重み
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ーーおまけ①ーー
言いたいことを言えて満足したところで、もう1つ聞きたいことを思い出した。
私のことを好きだと言ってくれない夕に対して、田中君は“アイツの気持ちが分かる”と言っていた。
だけど、結局分からずじまい。
田中君も言っていたように、本人に聞くべきだよね。
「ねぇ、夕……。ところで、なんで私のこと好きって言ってくれないの?」
「え、な、なんだよ急に!?」
急じゃないよ。
付き合い始めてから今までずっと思っていたこと。
そんな反応をされるとますます気になる。
「言えない理由でもあるの?」
「言えないっつーか……」
「つーか?」
「……」
もう一押ししたら話してくれそうだ。
「言ってくれないと泣くよ!」
「あーっ!もうっ!」
夕は耳打ちするようにボソッと言った。
“本当に好きなヤツには恥ずかしくて軽々しく言えねぇんだよ”
「!?」
言葉に詰まる。
「ほら言わんこっちゃねぇ!聞いておいて照れんなよ!」
「て、照れるに決まってるじゃん!」
好きな人からの初めて言われた“好き”と言う言葉。
それを耳元で言うなんて反則だよ。
暗い時間でよかった。
じゃなければ、私の顔が真っ赤に染まっているのが気付かれちゃうから。
言いたいことを言えて満足したところで、もう1つ聞きたいことを思い出した。
私のことを好きだと言ってくれない夕に対して、田中君は“アイツの気持ちが分かる”と言っていた。
だけど、結局分からずじまい。
田中君も言っていたように、本人に聞くべきだよね。
「ねぇ、夕……。ところで、なんで私のこと好きって言ってくれないの?」
「え、な、なんだよ急に!?」
急じゃないよ。
付き合い始めてから今までずっと思っていたこと。
そんな反応をされるとますます気になる。
「言えない理由でもあるの?」
「言えないっつーか……」
「つーか?」
「……」
もう一押ししたら話してくれそうだ。
「言ってくれないと泣くよ!」
「あーっ!もうっ!」
夕は耳打ちするようにボソッと言った。
“本当に好きなヤツには恥ずかしくて軽々しく言えねぇんだよ”
「!?」
言葉に詰まる。
「ほら言わんこっちゃねぇ!聞いておいて照れんなよ!」
「て、照れるに決まってるじゃん!」
好きな人からの初めて言われた“好き”と言う言葉。
それを耳元で言うなんて反則だよ。
暗い時間でよかった。
じゃなければ、私の顔が真っ赤に染まっているのが気付かれちゃうから。