スマホの休日
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ある日の授業終わり。
明日は学校が休みの上、今日は部活がない。
だから、いつもより早く帰れる。
家に着いたら何をしよう。
少しだけ心を弾ませながら帰り支度を始める。
すると、不意に背後から名前を呼ばれた。
「ねえ、◯◯さん」
振り向けば、窓際の光の中に立つ角名君。
彼は真っすぐにこちらを見つめていた。
「角名君、どうしたの?」
何の用だろうか。
角名君とは委員会や部活も違う。
席だって離れている。
そんな彼に話しかけられる心当たりがなくて、不安な気持ちが過った。
だけど、角名君の口からは思いがけない言葉が出てきた。
「あのさ……◯◯さんって、気配りができる人なんだね」
「え……?」
一瞬、何を言っているのか分からなかった。
驚きのあまり理由も聞けず、ただ戸惑いが顔に出るだけ。
そんな私に角名君は言葉を続けた。
「だからさ、いつもありがとう」
それだけ言うと、角名君は満足そうな表情で教室を出て行った。
ぽかんとしたまま、私はただ彼の背中を見送るだけ。
静かになった教室に、私ひとりが取り残されていた。
荷物を持ったまま、呆然と立ち尽くす。
「今の、なんだったんだろう……」
考えても答えは出てこない。
だけど、これだけは言える。
今まで“スマホをよく弄る”印象の角名君から“不思議な人”に変わっていくのを感じた。
ーーFinーー
明日は学校が休みの上、今日は部活がない。
だから、いつもより早く帰れる。
家に着いたら何をしよう。
少しだけ心を弾ませながら帰り支度を始める。
すると、不意に背後から名前を呼ばれた。
「ねえ、◯◯さん」
振り向けば、窓際の光の中に立つ角名君。
彼は真っすぐにこちらを見つめていた。
「角名君、どうしたの?」
何の用だろうか。
角名君とは委員会や部活も違う。
席だって離れている。
そんな彼に話しかけられる心当たりがなくて、不安な気持ちが過った。
だけど、角名君の口からは思いがけない言葉が出てきた。
「あのさ……◯◯さんって、気配りができる人なんだね」
「え……?」
一瞬、何を言っているのか分からなかった。
驚きのあまり理由も聞けず、ただ戸惑いが顔に出るだけ。
そんな私に角名君は言葉を続けた。
「だからさ、いつもありがとう」
それだけ言うと、角名君は満足そうな表情で教室を出て行った。
ぽかんとしたまま、私はただ彼の背中を見送るだけ。
静かになった教室に、私ひとりが取り残されていた。
荷物を持ったまま、呆然と立ち尽くす。
「今の、なんだったんだろう……」
考えても答えは出てこない。
だけど、これだけは言える。
今まで“スマホをよく弄る”印象の角名君から“不思議な人”に変わっていくのを感じた。
ーーFinーー
