スマホの休日
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ベランダから教室に戻ると、すでにほとんどの生徒が席に着いていた。
教卓の上には、昨日提出したノートが戻ってきている。
採点が終わったのだろうか。
朝のホームルームまではまだ時間がある。
誰に頼まれたワケでもなく、私はノートの束を手に取り、順番にクラスメイトの机に配って歩いた。
ノートが配られたことさえ気が付かず、ずっと机に突っ伏している子。
ただ当然のことのように黙って受け取る子。
そんな中、
「◯◯さん、ありがとう」
とお礼を言ってくれた生徒がいた。
角名君だ。
まさか角名君がお礼を言ってくれるなんて……。
「あ、うん……」
さっきの恥ずかしい場面を見られてしまったことも相まって、私は素っ気ない返事しかできなかった。
……。
…………。
配り終えて席に戻ろうとしたとき、教室の後ろの掲示板に貼られているプリント1枚が、今にも落ちそうなことに気が付いた。
画鋲が緩んでいる。
落ちた画鋲が誰かの足に刺さったら怪我をしてしまうかもしれない。
いや、実際はスリッパを履いているから、刺さったところで痛くはないのだろうけど。
それでも、見過ごすことができなかった。
私はそっと画鋲を押し直した。
ついでに、他に緩んでいる画鋲がないかも見て回る。
……うん、大丈夫そうだ。
こういう小さなことがなんだか気になる。
「……」
ふっと視線を感じて振り返えった。
思わず教室全体を見渡したけれど、誰も私を見ていない。
みんな思い思いに雑談をしたり、授業の準備をしたり、中には早弁をしたり、好きなことをしている。
なんだ、気のせいか。
ほどなくしてチャイムが鳴り、私は自分の席へと着いた。
教卓の上には、昨日提出したノートが戻ってきている。
採点が終わったのだろうか。
朝のホームルームまではまだ時間がある。
誰に頼まれたワケでもなく、私はノートの束を手に取り、順番にクラスメイトの机に配って歩いた。
ノートが配られたことさえ気が付かず、ずっと机に突っ伏している子。
ただ当然のことのように黙って受け取る子。
そんな中、
「◯◯さん、ありがとう」
とお礼を言ってくれた生徒がいた。
角名君だ。
まさか角名君がお礼を言ってくれるなんて……。
「あ、うん……」
さっきの恥ずかしい場面を見られてしまったことも相まって、私は素っ気ない返事しかできなかった。
……。
…………。
配り終えて席に戻ろうとしたとき、教室の後ろの掲示板に貼られているプリント1枚が、今にも落ちそうなことに気が付いた。
画鋲が緩んでいる。
落ちた画鋲が誰かの足に刺さったら怪我をしてしまうかもしれない。
いや、実際はスリッパを履いているから、刺さったところで痛くはないのだろうけど。
それでも、見過ごすことができなかった。
私はそっと画鋲を押し直した。
ついでに、他に緩んでいる画鋲がないかも見て回る。
……うん、大丈夫そうだ。
こういう小さなことがなんだか気になる。
「……」
ふっと視線を感じて振り返えった。
思わず教室全体を見渡したけれど、誰も私を見ていない。
みんな思い思いに雑談をしたり、授業の準備をしたり、中には早弁をしたり、好きなことをしている。
なんだ、気のせいか。
ほどなくしてチャイムが鳴り、私は自分の席へと着いた。
