持つべきものは
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翌日、いつも以上に気合を入れて登校した。
軽く深呼吸をして教室の扉に手を掛ける。
「お、おはよう!」
視線が一瞬だけ私に集まったけれど、皆各々の作業に戻った。
そんな中、お目当ての人物を探した。
自分の席の隣の女子生徒……アキコちゃんと、周りの席の子たち。
彼女たちは私のことなんていないかのようにワイワイとお喋りをしている。
一度荷物を席に置いて、私はアキコちゃんの方に向き直した。
「おはよう、アキコちゃん。あのねアキコちゃんたちに言いたいことがあるの」
「何?」
今まで私なんかに興味なさそうにしていたのに、一斉にこちらへ視線を向ける。
彼女たちを前にするとドキッとして思わず身構えた。
拳に力が入る。
「まずは昨日は話の途中で逃げちゃってごめんなさい。それから……」
家で何度も練習してきた。
だから大丈夫。
私はアキコちゃんたちの目をしっかりと見た。
「最初からちゃんとしてりゃあよかったのに、緊張してよう話せんでごめん。本当は皆と一緒にご飯食べたかったし、学校外でも遊びたかった。今更かもしれんけど、私と仲良くしてください!」
言い切った。
恐る恐る反応をうかがうと、みんな目をまんまるとさせている。
変だったかな。
やっぱりダメだったかな。
そんな心配をしていると、ようやくアキコちゃんが口を開いた。
「今のって……名古屋弁?」
それを皮切りにアキコちゃん以外の子たちも口を開く。
「なんや言えるやん」
「うちらこそ勘違いしてごめん」
「下の名前で呼んでええ?」
よかった。
受け入れてもらえた。
「うん!下の名前で呼んで!」
全ては背中を押してくれた角名君のおかげ。
やっぱり持つべきものは初めての友だ。
ーーFinーー
軽く深呼吸をして教室の扉に手を掛ける。
「お、おはよう!」
視線が一瞬だけ私に集まったけれど、皆各々の作業に戻った。
そんな中、お目当ての人物を探した。
自分の席の隣の女子生徒……アキコちゃんと、周りの席の子たち。
彼女たちは私のことなんていないかのようにワイワイとお喋りをしている。
一度荷物を席に置いて、私はアキコちゃんの方に向き直した。
「おはよう、アキコちゃん。あのねアキコちゃんたちに言いたいことがあるの」
「何?」
今まで私なんかに興味なさそうにしていたのに、一斉にこちらへ視線を向ける。
彼女たちを前にするとドキッとして思わず身構えた。
拳に力が入る。
「まずは昨日は話の途中で逃げちゃってごめんなさい。それから……」
家で何度も練習してきた。
だから大丈夫。
私はアキコちゃんたちの目をしっかりと見た。
「最初からちゃんとしてりゃあよかったのに、緊張してよう話せんでごめん。本当は皆と一緒にご飯食べたかったし、学校外でも遊びたかった。今更かもしれんけど、私と仲良くしてください!」
言い切った。
恐る恐る反応をうかがうと、みんな目をまんまるとさせている。
変だったかな。
やっぱりダメだったかな。
そんな心配をしていると、ようやくアキコちゃんが口を開いた。
「今のって……名古屋弁?」
それを皮切りにアキコちゃん以外の子たちも口を開く。
「なんや言えるやん」
「うちらこそ勘違いしてごめん」
「下の名前で呼んでええ?」
よかった。
受け入れてもらえた。
「うん!下の名前で呼んで!」
全ては背中を押してくれた角名君のおかげ。
やっぱり持つべきものは初めての友だ。
ーーFinーー
