持つべきものは
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次の日からお昼は角名君と共に過ごすようになった。
教室では話せない分、ここぞとばかりに話をする。
「愛知にね、有名なアニメのテーマパークができたんだよ!まだ全部の施設が公開されたわけじゃないけど」
角名君はどうやら1年生の春に稲荷崎に来たらしく、愛知を離れて1年以上経つ。
そのため、その期間にできた施設や変わったことを話した。
「テレビで見たことある。◯◯さんは行ったの?」
「もちろん!メインどころのエリアだけだけど……」
そう言いながらスマホでテーマパークの写真を見せる。
そこにはアニメキャラと笑顔で写る私の姿が。
「なんかこの◯◯さん、教室での◯◯さんと雰囲気が全然違うね」
「そ、そうかな?あはは……」
そんなの違うに決まっている。
写真に写っている私は転校を知らされる前だったし、教室での私は孤独過ぎてきっと死んだ顔をしているから。
「うん、写真の方が笑顔で良い」
「そ、そっか……」
角名君のストレートな物言いに焦ったり、胸がドキッとなったり、一喜一憂してしまう。
それを隠すために話題を変えた。
「そう言えば、角名君ってイントネーションは関西だけど、言葉は標準語なんだね」
「まあ、自然とそうなった」
そう言うと、角名君はお弁当をつつく。
私はてっきり関西弁に染まるのかと思っていたけれど、角名君みたいなパターンもあるのかと正直驚いた。
それなのにクラスにうまく馴染めていると言うことは、やっぱり私が孤立している原因は言語の問題だけではない気がする。
角名君と言うお友達は出来たけれど、根本的な学校への居心地の悪さは解決していない。
頑張らないと。
意気込みながらおかずの卵焼きを一口で頬張ると、
「んっっ!」
思ったより大きくてむせてしまった。
角名君はそんな私を見て、お茶のペットボトルをくれた。
「ほら、飲んで」
それから一言、
「焦らなくていいよ」
それはお茶のことを言ったのか、それとも人間関係のことなのか。
私には分からなかった。
教室では話せない分、ここぞとばかりに話をする。
「愛知にね、有名なアニメのテーマパークができたんだよ!まだ全部の施設が公開されたわけじゃないけど」
角名君はどうやら1年生の春に稲荷崎に来たらしく、愛知を離れて1年以上経つ。
そのため、その期間にできた施設や変わったことを話した。
「テレビで見たことある。◯◯さんは行ったの?」
「もちろん!メインどころのエリアだけだけど……」
そう言いながらスマホでテーマパークの写真を見せる。
そこにはアニメキャラと笑顔で写る私の姿が。
「なんかこの◯◯さん、教室での◯◯さんと雰囲気が全然違うね」
「そ、そうかな?あはは……」
そんなの違うに決まっている。
写真に写っている私は転校を知らされる前だったし、教室での私は孤独過ぎてきっと死んだ顔をしているから。
「うん、写真の方が笑顔で良い」
「そ、そっか……」
角名君のストレートな物言いに焦ったり、胸がドキッとなったり、一喜一憂してしまう。
それを隠すために話題を変えた。
「そう言えば、角名君ってイントネーションは関西だけど、言葉は標準語なんだね」
「まあ、自然とそうなった」
そう言うと、角名君はお弁当をつつく。
私はてっきり関西弁に染まるのかと思っていたけれど、角名君みたいなパターンもあるのかと正直驚いた。
それなのにクラスにうまく馴染めていると言うことは、やっぱり私が孤立している原因は言語の問題だけではない気がする。
角名君と言うお友達は出来たけれど、根本的な学校への居心地の悪さは解決していない。
頑張らないと。
意気込みながらおかずの卵焼きを一口で頬張ると、
「んっっ!」
思ったより大きくてむせてしまった。
角名君はそんな私を見て、お茶のペットボトルをくれた。
「ほら、飲んで」
それから一言、
「焦らなくていいよ」
それはお茶のことを言ったのか、それとも人間関係のことなのか。
私には分からなかった。
