ーーおまけ②ーー


「と、言うわけで付き合うことになりました」


アリサが私に話すことあるでしょ？と無理やり時間を作って、家に押し掛けてきた。

リエーフとそっくりだ。


「ようやく付き合ったのね！」

「え？」

「だってレーヴォチカったら自他共に認める容姿じゃない？変な女性と付き合うくらいなら、私が認めた人と付き合って欲しかったから」

「アリサ……」


本当に言ってるの？
お世辞でも私は美人ではない。良くて中の下……いや下の上の私を。
自分で言っていて悲しくなってきた。


「高校のとき、回りに馴染めなかった私を●●ちゃんだけが助けてくれたの。それからレーヴォチカと付き合うなら●●ちゃんだって」


だから、弟と会ってみて、とか気に掛けてって言ってきたのか。
弟とは言えいい歳なのにおかしいと思った。


「でも、もしお互い好きにならなかったら？」

「レーヴォチカの容姿を持って好きにならない人なんていないでしょ？」


確かにそうだ。


「それにレーヴォチカと私って好みが似ているの。私が好きになった●●ちゃんをレーヴォチカだって好きになるのは当然」


この姉弟、強すぎる。

まあ、でもアリサの思惑通りになったけど、付き合えたのだから本当に感謝をしている。


「●●ちゃんと家族になるのが楽しみだわ」

「え、ちょっ…！」

付き合ったばかりなのに、それは早すぎるよ！