〜第一章〜 ペトリコール
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
図書室には数人の生徒が読書をしていたり、勉強をしていた。
速やかにお目当ての本を探す。
だけど、そもそもペトリコールってどの分類の棚を調べればいいんだろう。
自然科学?地球・天気?
もういっそうのことスマホで調べた方が早いかも。
でも、図書室でずっとスマホを弄っていると注意されるし。
そう思いながら本棚眺める。
取りあえずこれでいいかな。
天気の不思議が分かる、と大きく見出しが書いてある本。
席に着いて本を開き、読むわけでもなく壁代わりに立てた。
これならスマホを弄ってもバレないはず。
えーっとペトリコールとは………。
あ、月島君が言っていた通りのことが書いてある。
ギリシャ語で“石のエッセンス”とも言うんだ。
なんだかオシャレ。
あとは………降り始めに感じられるのがペトリコールなら、雨上がりに感じるのはゲオスミン。
どや顔で話してみようかな。
でも月島君ならゲオスミンも知っていそう。
ふと、窓の外を見てみると雨はまだまだ止みそうになかった。
雨か………。
昔は新しい長靴を買って貰う度に雨が待ち遠しかったなー。
逆さのてるてる坊主とかも作っちゃったり。
作りすぎてお母さんに片付けるのが大変でしょって怒られたり。
懐かしい。
今でも嫌いじゃないけど、前ほど楽しみではない。
現に傘取られちゃう、なんてこともあるし。
泥が跳ねて服が汚れたり。
あ、そう言えば今朝登校途中にスカートに泥が付いたんだった。
今からでもトイレに行って落としてこようかな。
そんなことを考えていると、図書室の扉が開いた。
月島君だ。
中に入っては来ず、外から私に向かって手招きをしてきた。
どうやら、部活が終わったらしい。
いつも何時までやっているか分からないけど、思っていたより早かった。
もしかして私のために早く終わったの?!なんてね。
私は本を返してから、図書室を後にした。
速やかにお目当ての本を探す。
だけど、そもそもペトリコールってどの分類の棚を調べればいいんだろう。
自然科学?地球・天気?
もういっそうのことスマホで調べた方が早いかも。
でも、図書室でずっとスマホを弄っていると注意されるし。
そう思いながら本棚眺める。
取りあえずこれでいいかな。
天気の不思議が分かる、と大きく見出しが書いてある本。
席に着いて本を開き、読むわけでもなく壁代わりに立てた。
これならスマホを弄ってもバレないはず。
えーっとペトリコールとは………。
あ、月島君が言っていた通りのことが書いてある。
ギリシャ語で“石のエッセンス”とも言うんだ。
なんだかオシャレ。
あとは………降り始めに感じられるのがペトリコールなら、雨上がりに感じるのはゲオスミン。
どや顔で話してみようかな。
でも月島君ならゲオスミンも知っていそう。
ふと、窓の外を見てみると雨はまだまだ止みそうになかった。
雨か………。
昔は新しい長靴を買って貰う度に雨が待ち遠しかったなー。
逆さのてるてる坊主とかも作っちゃったり。
作りすぎてお母さんに片付けるのが大変でしょって怒られたり。
懐かしい。
今でも嫌いじゃないけど、前ほど楽しみではない。
現に傘取られちゃう、なんてこともあるし。
泥が跳ねて服が汚れたり。
あ、そう言えば今朝登校途中にスカートに泥が付いたんだった。
今からでもトイレに行って落としてこようかな。
そんなことを考えていると、図書室の扉が開いた。
月島君だ。
中に入っては来ず、外から私に向かって手招きをしてきた。
どうやら、部活が終わったらしい。
いつも何時までやっているか分からないけど、思っていたより早かった。
もしかして私のために早く終わったの?!なんてね。
私は本を返してから、図書室を後にした。