〜第三章〜 エルマン
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「◯◯、制服は?」
教室に戻ると先生が既に来ていて、案の定制服について尋ねられた。
「すみません、ずぶ濡れになっちゃって………」
「ふーん、まあ、いいだろう」
危ない、危ない。
教室に入る前に胸元に刺繍してある名前のことを思い出して、咄嗟に首にタオルをかけた。
おかげで、“月島”と書かれた名前を見られずに済んだ。
制服を干す場所もなければ、天気も一日悪く、帰りの時間になっても、制服は濡れたままだった。
「月島君」
「何、◯◯さん」
「制服乾いていなくて、このまま帰ってもいいかな?」
「濡れた服のまま帰れって言うほど意地悪に見える?」
正直見える。
私にはそんなこと言わないのは分かっているけど、ときたま月島君と同じ部活の他クラスの子が来るとき、彼は中々意地悪なことを言っている。
だけど、ここで素直にそんなことを言ってしまえば、体操服返して、と言われ兼ねないから、
「み、見えない………です」
としか言えなかった。
「ん、じゃあ大人しくそれ着て、気を付けて帰って」
「ありがとう」
そう言って月島君は部活に行ってしまった。
ーーーー
「ただいまー」
「おかえりー…って●●、制服は?」
帰宅早々、お母さんにも突っ込まれてしまった。
「車に水かけられたから、友達に体操服借りたの」
本日何度目の説明だろう。
「そう……ちゃんとお友達にお礼を言うのよ?」
「分かってるよ」
「あ、そうだ。駅の近くにある博物館、最近リニューアルされてチケット貰ったから、お礼にその友達と行ってきたら?」
「え、いいよ。好きか分からないし」
親はどうしてこんなにもお節介を焼くのか。
「いいから、いいから」
その後も断ったけど無理やりチケットを渡された。
仕方がない、明日聞いてみるか。
正直月島君が、と言うより私が博物館に興味がない。
でも、花に興味がないと言っていた月島君があれだけ紫陽花について知識があったんだ。
私も食わず嫌い………とはちょっと違うけど、たまには興味のないことにも挑戦してみるのも悪くはないのかもしれない。
教室に戻ると先生が既に来ていて、案の定制服について尋ねられた。
「すみません、ずぶ濡れになっちゃって………」
「ふーん、まあ、いいだろう」
危ない、危ない。
教室に入る前に胸元に刺繍してある名前のことを思い出して、咄嗟に首にタオルをかけた。
おかげで、“月島”と書かれた名前を見られずに済んだ。
制服を干す場所もなければ、天気も一日悪く、帰りの時間になっても、制服は濡れたままだった。
「月島君」
「何、◯◯さん」
「制服乾いていなくて、このまま帰ってもいいかな?」
「濡れた服のまま帰れって言うほど意地悪に見える?」
正直見える。
私にはそんなこと言わないのは分かっているけど、ときたま月島君と同じ部活の他クラスの子が来るとき、彼は中々意地悪なことを言っている。
だけど、ここで素直にそんなことを言ってしまえば、体操服返して、と言われ兼ねないから、
「み、見えない………です」
としか言えなかった。
「ん、じゃあ大人しくそれ着て、気を付けて帰って」
「ありがとう」
そう言って月島君は部活に行ってしまった。
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「ただいまー」
「おかえりー…って●●、制服は?」
帰宅早々、お母さんにも突っ込まれてしまった。
「車に水かけられたから、友達に体操服借りたの」
本日何度目の説明だろう。
「そう……ちゃんとお友達にお礼を言うのよ?」
「分かってるよ」
「あ、そうだ。駅の近くにある博物館、最近リニューアルされてチケット貰ったから、お礼にその友達と行ってきたら?」
「え、いいよ。好きか分からないし」
親はどうしてこんなにもお節介を焼くのか。
「いいから、いいから」
その後も断ったけど無理やりチケットを渡された。
仕方がない、明日聞いてみるか。
正直月島君が、と言うより私が博物館に興味がない。
でも、花に興味がないと言っていた月島君があれだけ紫陽花について知識があったんだ。
私も食わず嫌い………とはちょっと違うけど、たまには興味のないことにも挑戦してみるのも悪くはないのかもしれない。
