優しいアナタが好き
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「もう、嫌だ………怖い……ヒック……」
研磨が怖い。こんな研磨知らない。嫌だ。
涙がボロボロと溢れて止まらない。
ただ事ではない雰囲気だと察したのか、研磨は叩く手とピストン運動を止めた。
「●●?」
解放された私は逃げるように研磨と距離を取った。
顔はうつ向いたままで上げることができない。
ポタポタと布団に涙の染みができる。
「私はSMプレイじゃなくて……グスッ………いつも、の優しい………ヒック……研磨がいいよ」
自分のことをドMだと思っていたけど、Mどころかノーマルだった。
「ごめん、●●。てっきり悦んでいるとばかり思って………調子に乗った」
「ヒック……」
声のトーンから凄く反省して落ち込んでいるのが分かる。
だけど今は研磨の顔が見られない。
涙が止まらず視界が悪いのもあるけど、そうでなくても今回のことでトラウマになりかけたから。
「俺のこと、嫌いにならないで……ごめん……」
ぎゅっと私を抱き寄せる研磨の腕は震えていた。
研磨も怖いの?
私に嫌われることに怯えているの?
「大丈夫だよ、研磨」
落ち着かせるように私も研磨の背中に腕を回した。
「本当?」
涙を拭い、顔を上げると研磨の頬も濡れていた。
そっと彼の涙をすくう。
「泣かないで」
「泣いているのは●●の方だろ」
なんて言いながら、お互い泣いているなんて、変なの。
「風邪引いちゃうから、服着ようか」
「うん……」
脱ぎ散らした服をかき集める。
「俺、今日泊まらない方がいい?」
「なんで?」
咄嗟に聞き返しちゃったけど、理由なんて考えたら直ぐに分かる。
「●●に怖い想いをさせちゃったから」
安心させないと。
「帰らないで………一人になる方がもっと怖いから」
いつもの優しい研磨に戻ったって証明してよ。
「●●……キス、してもいい?」
言葉は出さずに目を閉じて肯定すると、研磨が近づいてくる気配がした。
「んっ………」
そのキスはとても優しいキスでした。
ーーFinーー
研磨が怖い。こんな研磨知らない。嫌だ。
涙がボロボロと溢れて止まらない。
ただ事ではない雰囲気だと察したのか、研磨は叩く手とピストン運動を止めた。
「●●?」
解放された私は逃げるように研磨と距離を取った。
顔はうつ向いたままで上げることができない。
ポタポタと布団に涙の染みができる。
「私はSMプレイじゃなくて……グスッ………いつも、の優しい………ヒック……研磨がいいよ」
自分のことをドMだと思っていたけど、Mどころかノーマルだった。
「ごめん、●●。てっきり悦んでいるとばかり思って………調子に乗った」
「ヒック……」
声のトーンから凄く反省して落ち込んでいるのが分かる。
だけど今は研磨の顔が見られない。
涙が止まらず視界が悪いのもあるけど、そうでなくても今回のことでトラウマになりかけたから。
「俺のこと、嫌いにならないで……ごめん……」
ぎゅっと私を抱き寄せる研磨の腕は震えていた。
研磨も怖いの?
私に嫌われることに怯えているの?
「大丈夫だよ、研磨」
落ち着かせるように私も研磨の背中に腕を回した。
「本当?」
涙を拭い、顔を上げると研磨の頬も濡れていた。
そっと彼の涙をすくう。
「泣かないで」
「泣いているのは●●の方だろ」
なんて言いながら、お互い泣いているなんて、変なの。
「風邪引いちゃうから、服着ようか」
「うん……」
脱ぎ散らした服をかき集める。
「俺、今日泊まらない方がいい?」
「なんで?」
咄嗟に聞き返しちゃったけど、理由なんて考えたら直ぐに分かる。
「●●に怖い想いをさせちゃったから」
安心させないと。
「帰らないで………一人になる方がもっと怖いから」
いつもの優しい研磨に戻ったって証明してよ。
「●●……キス、してもいい?」
言葉は出さずに目を閉じて肯定すると、研磨が近づいてくる気配がした。
「んっ………」
そのキスはとても優しいキスでした。
ーーFinーー
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