優しいアナタが好き
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先にお風呂に入った私は、ベッドに寝転がり、スマホで動画アプリを観ながら、研磨がお風呂から上がるのを待った。
「あ、この動画……」
気になっていたゲーム実況の動画を見つけてしまい、私は食い入るように見た。
それがあまりにも面白くて、ドアが開く音にも気が付かなかった。
「……ねぇ」
「え!?研磨!?」
気が付けば、研磨の顔が私の真横にあった。
ほのかに、お風呂上がりの良い匂いが私の鼻を掠める。
「出たなら言ってよ」
「言ったけど、気が付いてくれなかったから……」
「それはごめんなさい」
謝った後、改めて研磨の全身を見たけれど、用意しておいた部屋着のサイズがピッタリで良かった。
「ところで、何見てたの?」
研磨は再度私のスマホを覗き込むように近付いてきた。
「気になっていたゲームの実況動画だよ」
ほら、とスマホの画面を研磨が見やすいように傾けた。
「へ~面白そう」
「今度2人でやってみる?」
「いいね」
普段は消極的な研磨も、ゲームのことになるとフットワークが軽くなる。
趣味が共有できるのはとても嬉しいし、研磨と付き合えて1番良かった点だと思っている。
ほどなくして動画は終了して、実況者のチャンネル登録を促すエンドロールが流れた。
「はー!面白かった!研磨は気になっているゲームとかある?」
何の気なしに尋ねると、研磨はポケットからスマホを取り出し、先ほど見ていた動画アプリを開いて見せてきた。
「このゲームとか、これとか…………」
お気に入り登録されているゲームの公式チャンネルの多さに、研磨らしいと思った。
だけど、その中に目を疑うようなチャンネル名が出てきて、私は思わず読み上げてしまった。
「SM嬢チャンネル……?」
「あ、や、これは!」
咄嗟にスマホを取り上げた研磨。
「誤タップで登録されただけだから!俺、こんなの見ないし、興味ないし!ほら、登録解除もした!」
必死に言い訳をすればするほど怪しくなってくる。
仮に誤タップだとしても、研磨の動画アプリのオススメ欄に出てきたと言うことは、そう言う系統の動画を見ていることを証明している。
研磨も男なんだと思えて、ニヤニヤが止まらない。
「せっかくだから、さっきのチャンネル一緒に見ようよ」
「えっ………」
「ほらほらベッドにおいで」
狭いシングルベッドに2人で密着しながら、小さなスマホの画面を見た。
取り敢えず、先ほどのチャンネルの一番再生数の多い動画をタップした。
『ドMは────なプレイに憧れているけど、自分からは言いにくいの!だから────とか───されたくても─────になるから────』
ふむふむ、なるほど……。
ふと、研磨がSとMのどちらなのか気になった。
パッと見た目はMっぽいけど……。
それじゃあ、私は?
どちらかと言えばMかな?
考えているうちに、動画は終盤に差し掛かっていた。
『これだけは忘れないで!初めての人はセーフワードを決めておくことよ!それじゃあ、アナタの良きSMライフを!』
見終わった後、謎の達成感に満ちていた。
そんな私に反して、研磨は気まずそう無顔をしている。
そして、ようやく口を開いたかと思えば、とんでもない質問が飛んできた。
「●●はこう言うのに興味あるの?」
「えっ……」
あるにはある。
だけど、それを素直に伝えたら引かれてしまうかもしれない。
だから、適当にぼかすことにした。
「ど、ど、どうだろうね」
あからさまに挙動不審な声が出てしまった。
これでは、めちゃくちゃ興味あります!って言っているようなものだ。
それなのに、研磨は私の答えなど無視するように、話を続けた。
「試してみる?」
「た、試すって何を?」
白々しく聞き返すと、
「分かってるくせに」
と、耳元で囁かれた。
その言葉が背筋をゾクゾクさせる。
「満足させられるか分からないけど……」
「む、無理しなくて良いよ」
「でも●●がして欲しそうだから……。それともしたくない?」
そんなこと言われたら、
「してみたい……です」
と、言うしかない。
ズルいよ、研磨……。
私は研磨に押し倒された。
「あ、この動画……」
気になっていたゲーム実況の動画を見つけてしまい、私は食い入るように見た。
それがあまりにも面白くて、ドアが開く音にも気が付かなかった。
「……ねぇ」
「え!?研磨!?」
気が付けば、研磨の顔が私の真横にあった。
ほのかに、お風呂上がりの良い匂いが私の鼻を掠める。
「出たなら言ってよ」
「言ったけど、気が付いてくれなかったから……」
「それはごめんなさい」
謝った後、改めて研磨の全身を見たけれど、用意しておいた部屋着のサイズがピッタリで良かった。
「ところで、何見てたの?」
研磨は再度私のスマホを覗き込むように近付いてきた。
「気になっていたゲームの実況動画だよ」
ほら、とスマホの画面を研磨が見やすいように傾けた。
「へ~面白そう」
「今度2人でやってみる?」
「いいね」
普段は消極的な研磨も、ゲームのことになるとフットワークが軽くなる。
趣味が共有できるのはとても嬉しいし、研磨と付き合えて1番良かった点だと思っている。
ほどなくして動画は終了して、実況者のチャンネル登録を促すエンドロールが流れた。
「はー!面白かった!研磨は気になっているゲームとかある?」
何の気なしに尋ねると、研磨はポケットからスマホを取り出し、先ほど見ていた動画アプリを開いて見せてきた。
「このゲームとか、これとか…………」
お気に入り登録されているゲームの公式チャンネルの多さに、研磨らしいと思った。
だけど、その中に目を疑うようなチャンネル名が出てきて、私は思わず読み上げてしまった。
「SM嬢チャンネル……?」
「あ、や、これは!」
咄嗟にスマホを取り上げた研磨。
「誤タップで登録されただけだから!俺、こんなの見ないし、興味ないし!ほら、登録解除もした!」
必死に言い訳をすればするほど怪しくなってくる。
仮に誤タップだとしても、研磨の動画アプリのオススメ欄に出てきたと言うことは、そう言う系統の動画を見ていることを証明している。
研磨も男なんだと思えて、ニヤニヤが止まらない。
「せっかくだから、さっきのチャンネル一緒に見ようよ」
「えっ………」
「ほらほらベッドにおいで」
狭いシングルベッドに2人で密着しながら、小さなスマホの画面を見た。
取り敢えず、先ほどのチャンネルの一番再生数の多い動画をタップした。
『ドMは────なプレイに憧れているけど、自分からは言いにくいの!だから────とか───されたくても─────になるから────』
ふむふむ、なるほど……。
ふと、研磨がSとMのどちらなのか気になった。
パッと見た目はMっぽいけど……。
それじゃあ、私は?
どちらかと言えばMかな?
考えているうちに、動画は終盤に差し掛かっていた。
『これだけは忘れないで!初めての人はセーフワードを決めておくことよ!それじゃあ、アナタの良きSMライフを!』
見終わった後、謎の達成感に満ちていた。
そんな私に反して、研磨は気まずそう無顔をしている。
そして、ようやく口を開いたかと思えば、とんでもない質問が飛んできた。
「●●はこう言うのに興味あるの?」
「えっ……」
あるにはある。
だけど、それを素直に伝えたら引かれてしまうかもしれない。
だから、適当にぼかすことにした。
「ど、ど、どうだろうね」
あからさまに挙動不審な声が出てしまった。
これでは、めちゃくちゃ興味あります!って言っているようなものだ。
それなのに、研磨は私の答えなど無視するように、話を続けた。
「試してみる?」
「た、試すって何を?」
白々しく聞き返すと、
「分かってるくせに」
と、耳元で囁かれた。
その言葉が背筋をゾクゾクさせる。
「満足させられるか分からないけど……」
「む、無理しなくて良いよ」
「でも●●がして欲しそうだから……。それともしたくない?」
そんなこと言われたら、
「してみたい……です」
と、言うしかない。
ズルいよ、研磨……。
私は研磨に押し倒された。
