優しいアナタが好き
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~優しいアナタが好き~
とあるゲームのオフ会で研磨と知り合った。
歳が近いのもあって意気投合し、それから付き合うまでに時間はかからなかった。
今はその彼とのデート終わりで、私のアパートまで送ってもらったところ。
「送ってくれてありがとう!」
「うん」
「今日は遅いし泊まっていく?私の家からでも大学は近いでしょ?」
講義を一コマ目から取っているかは分からないけど、家にはいつでも泊まりに来てもらえるように男性用の着替えだって置いてあるし、教材も置き勉しているって聞いているから、一度も帰らずそのまま大学に行っても問題はないはず。
ちなみに、私は午後からしかコマを取っていないからゆっくりできる。
「えっと……」
「遠慮しないで?それとも緊張してるの?」
「そんなんじゃないし……」
研磨は格好良いのに、ゲームしかやってこなかったからか、女の子の扱いに不慣れ。
「それじゃ行こっ!」
私は研磨の手を取って部屋の前まで引っ張った。
研磨の手、汗が凄いことになっている。
ちょっとだけ笑っちゃいそうになった。
今まで女の子の部屋に入ったこともないって言っていたのも強ち嘘じゃないのかも。
ーーーー
先にお風呂に入り、研磨が出てくるのをベッドに寝転がりながらスマホを弄って待っている。
ガチャと音がして寝室の扉が開いたかと思うと、
「お風呂ありがとう」
「は~い」
ホカホカになった研磨がやってきた。
用意しておいた部屋着のサイズ、ピッタリで良かった。
「何見てるの?」
「最近気になっているゲームの実況動画だよ」
ほら、とスマホの画面を研磨が見やすいように傾けた。
「へ~このゲーム面白そう」
「今度二人でやってみる?」
「いいね」
基本外では無口だし、私の友達に会わせたときも興味がないのか素っ気なかったし、そんな研磨が私にだけ饒舌になるのが可愛い。
そして、私とゲーム以外は興味がないから浮気の心配もない。
この特別感が堪らない。
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