アナタのきっかけになりたい
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最近、学校終わりに坂ノ下商店を訪れても繋心がいない日が増えた。
特に用はないけれど、気になって仕方がない。
痺れを切らしておばさんに聞くことにした。
ガラガラと引き戸を開けると、おばさんが元気よく出迎えてくれた。
「あら●●ちゃん!」
「おばさん、こんばんは」
念の為に店内を見回すけれど、やっぱりいない。
「繋心見かけないですけど、サボりですか?」
最近見かけない、ではなく、あくまでたまたま寄ったらいなかった、の体 を装う。
すると、おばさんから意外な答えが返ってきた。
「なんかね、烏野高校の部活のコーチをすることになったみたいなのよ」
どうやら夕方は部活のコーチをしているため、店番のシフトを早朝に変えたらしい。
「繋心がコーチ……」
未だに町内会チームでバレーをしてる彼がコーチ側に回る姿、なんだか想像出来ない。
どうせすぐに辞めるに決まっている。
そう思っていたのに、
「最初は合宿が終わるまでって言っていたのに、結局ズルズル続けているのよ?」
「へ、へぇ〜……」
「案外、選手よりコーチの方が性に合っているのかもね」
「……」
おばさんは嬉しそうに話すけれど、私は少し嫌だった。
確かに繋心は現役時代1度しか公式戦に出ていない。
それでも、私は生き生きとプレーしていた彼が好きだったから。
「ところで今日は繋心に用だった?それとも何か買っていく?」
前回買えなかった中華まんはホットショーケースに入っていたけれど、そんな気分ではない。
「すみません、今日は帰ります」
「そう……。あ、よかったらまたご飯食べてってね」
なんなら繋心がいなくても、と付け加えられたけれど、さすがにそれは気まずい。
私は軽くお辞儀をしてお店を後にした。
特に用はないけれど、気になって仕方がない。
痺れを切らしておばさんに聞くことにした。
ガラガラと引き戸を開けると、おばさんが元気よく出迎えてくれた。
「あら●●ちゃん!」
「おばさん、こんばんは」
念の為に店内を見回すけれど、やっぱりいない。
「繋心見かけないですけど、サボりですか?」
最近見かけない、ではなく、あくまでたまたま寄ったらいなかった、の
すると、おばさんから意外な答えが返ってきた。
「なんかね、烏野高校の部活のコーチをすることになったみたいなのよ」
どうやら夕方は部活のコーチをしているため、店番のシフトを早朝に変えたらしい。
「繋心がコーチ……」
未だに町内会チームでバレーをしてる彼がコーチ側に回る姿、なんだか想像出来ない。
どうせすぐに辞めるに決まっている。
そう思っていたのに、
「最初は合宿が終わるまでって言っていたのに、結局ズルズル続けているのよ?」
「へ、へぇ〜……」
「案外、選手よりコーチの方が性に合っているのかもね」
「……」
おばさんは嬉しそうに話すけれど、私は少し嫌だった。
確かに繋心は現役時代1度しか公式戦に出ていない。
それでも、私は生き生きとプレーしていた彼が好きだったから。
「ところで今日は繋心に用だった?それとも何か買っていく?」
前回買えなかった中華まんはホットショーケースに入っていたけれど、そんな気分ではない。
「すみません、今日は帰ります」
「そう……。あ、よかったらまたご飯食べてってね」
なんなら繋心がいなくても、と付け加えられたけれど、さすがにそれは気まずい。
私は軽くお辞儀をしてお店を後にした。
