彼氏彼女役
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お昼休みになり、いつものようにみんなと集まろうとお弁当の用意をしていると、夏目さんに呼ばれた。
他クラスなのにわざわざうちのクラスまで何の用だろう。
「どうしたの?」
「あのね、今日は二人きりで食べない?」
誘う相手間違えていない?青根君じゃなくて私?
念のために確認すると、間違えじゃないよ、と。
思いがけないお誘いだったけど、断る理由もないし、なんなら青根君とどんな感じなのか知りたくて二つ返事をした。
「急に誘っちゃってごめんね」
「ううん、大丈夫だよ」
うちのクラスで食べると青根君に話を聞かれるかもしれないから、空き教室へと移動した。
夏目さんは可愛らしいお弁当箱を開けてから話し始めた。
「私ね、昨日青根君が部活終わるまで待ってて、一緒に帰ったの」
この間までは体育館のメンテで部活がないから一緒に帰っていたと思ったのに、そうじゃない日も帰るんだ。
「それでね……私本当に青根君のことが好きになっちゃって」
やっぱりそうなるよね。
漫画で読んだことある展開、私が危惧していたこと。
「だから振りじゃなくて本当の彼氏になってほしいって告白したの。なんて返ってきたと思う?」
勿体ぶらずに言えばいいのに、付き合うことになったって。
学年イチ可愛い夏目さんに告白されて断る男子なんているはずがない。
もしいるなら、そうとう趣味が悪いか、それとも……
「好きな人がいるから付き合えないって。彼氏の振りも今日までにしたいって振られちゃった」
そうそう、意中の相手がいるか。
「えっ!そうなんだ……」
そっか、青根君は好きな人がいるのか。
「青根君の好きな人って誰だと思う?」
「さあ、誰だろう。夏目さんは知ってるの?」
「教えてあげない」
そう言ってイタズラっぽく笑う夏目さん。
ここまで来たら教えてくれてもいいのに。
まるで小悪魔。
お弁当を食べ終わった後も青根君の好きな人が気になって、午後の授業に集中できなかった。
他クラスなのにわざわざうちのクラスまで何の用だろう。
「どうしたの?」
「あのね、今日は二人きりで食べない?」
誘う相手間違えていない?青根君じゃなくて私?
念のために確認すると、間違えじゃないよ、と。
思いがけないお誘いだったけど、断る理由もないし、なんなら青根君とどんな感じなのか知りたくて二つ返事をした。
「急に誘っちゃってごめんね」
「ううん、大丈夫だよ」
うちのクラスで食べると青根君に話を聞かれるかもしれないから、空き教室へと移動した。
夏目さんは可愛らしいお弁当箱を開けてから話し始めた。
「私ね、昨日青根君が部活終わるまで待ってて、一緒に帰ったの」
この間までは体育館のメンテで部活がないから一緒に帰っていたと思ったのに、そうじゃない日も帰るんだ。
「それでね……私本当に青根君のことが好きになっちゃって」
やっぱりそうなるよね。
漫画で読んだことある展開、私が危惧していたこと。
「だから振りじゃなくて本当の彼氏になってほしいって告白したの。なんて返ってきたと思う?」
勿体ぶらずに言えばいいのに、付き合うことになったって。
学年イチ可愛い夏目さんに告白されて断る男子なんているはずがない。
もしいるなら、そうとう趣味が悪いか、それとも……
「好きな人がいるから付き合えないって。彼氏の振りも今日までにしたいって振られちゃった」
そうそう、意中の相手がいるか。
「えっ!そうなんだ……」
そっか、青根君は好きな人がいるのか。
「青根君の好きな人って誰だと思う?」
「さあ、誰だろう。夏目さんは知ってるの?」
「教えてあげない」
そう言ってイタズラっぽく笑う夏目さん。
ここまで来たら教えてくれてもいいのに。
まるで小悪魔。
お弁当を食べ終わった後も青根君の好きな人が気になって、午後の授業に集中できなかった。