ーーおまけ(白布side)ーー


小学生時代は男子に混ざって徒競走の勝負だの、ドッジボールで勝負だの泥まみれになっていた●●。

クラスは一緒になったことないが、校庭ではしゃいでいる姿を窓からよく眺めていた。

それが6年生になって同じクラスになると、勝負の標的が俺になった。
その度に完膚なきまでに打ちのめした。

それなのにめげずに何度も俺に挑む●●。
●●が俺を追いかけている、見ている。
そう思うと何故かは分からないけど嬉しかった。

中学は離れたけど、牛島さんに憧れて受けた白鳥沢に●●がいた。
久しぶりに再会した●●は女性らしくなっていて驚いた。

あのときみたいに、俺を追いかけてほしくて煽ることを言ったら、変わらず俺に勝負を挑んでくる●●に安心した。

だけと、いざテスト結果が出て●●に命令と称して付き合うよう言ったらまさかの答えが。

俺に気があるから、なんて思い上がった考えはなかったが、少なくとも少しは意識してくれてると思ったのに。

高校生活は始まったばかりだ、これからゆっくりでも俺を意識させてやる。

覚悟しろよ、●●。